子どもを東大・京大に合格させた母が実践していた「1週間のスケジューリング」 (写真はイメージです/PIXTA)

長男は東京大学に現役合格、次男は京都大学に現役合格、長女はロンドン大学UCLに現役合格……母学アカデミー代表の河村京子氏は書籍『教えない子育て 正解のない時代に「実践できる子」を育てる』(日本法令)のなかで、子どもに予定が何もない時間を与えていた理由について解説します。

「何もない空間」が都会の子どもに与えるチャンスとは

自然の中で遊ぶことは、子どもにとって必要な経験である、ということは誰もがわかっています。しかし、現代っ子は自然の山の中に連れて行くと遊べないといいます。

 

「遊ぶものがないからつまらない」

 

と言うそうです。

 

都会に住んでいると、自然が身近にはないし、公園で遊ぶのが1番身近な自然だったりします。確かに公園も自然の一部ではありますが、ブランコあり滑り台ありです。

 

これらの遊具は、あらかじめ作られているものです。「あらかじめ作られているもので遊ぶ」のが習慣になると、「何もないところで、自分で遊びを作り出す」ことができなくなります。

 

私たちの親世代であれば、家を1歩出れば広場があり、空き地があり、川が流れ、自然がたくさんあったと思います。

 

「子どもは遊ぶのが仕事」といわれますが、当時であれば、遊ぶ=外遊び=自然の中で走り回る、が当たり前でした。しかし時代が変わり今では、遊ぶ=座って遊ぶ=ゲーム、になっています。

 

お母さんが、

 

「外で遊びなさい! 」

 

と言うと、子どもたちはぞろぞろと公園に行き、木陰でゲームをしている、という笑えない話もあります。

 

おもちゃや遊び場を与えるということは、「遊び方を教える」ということです。玩具や遊び場を与えられた子どもは、自分で遊びを作り出すことができなくなります。

 

だからこそ、何もない空間を与えてほしいのです。あえて「遊び方を教えない」ことで、子どもは自分自身で遊びを作り出すチャンスを得るのです。現代の生活で「何もない空間を与える」ことこそ、最も贅沢なことかもしれません。

 

【※3月25日(土)開催】
【現地マレーシアより中継】
長期収益保証&買取オプション
マレーシアの注目投資物件「THESAIL」最新情報

あなたにオススメのセミナー

    母学アカデミー学長

    長男は東大、次男は京大に、長女はイギリスのロンドン大学UCLにそれぞれ現役合格。

    結婚後、子どもを持つことに踏み出せない時期を過ごすが、一念発起し、国内外の育児書、教育書を2000冊以上読破。

    自身の子育ての成功経験・失敗経験をもとに「母学アカデミー」を開校。

    「子どもの能力を伸ばしたい」「頭のいい子に育てたい」と願うお母さんたちから圧倒的な支持を得、受講者数は3000人を超える。

    著者紹介

    連載正解がない時代の「子育ての軸」は「教えないこと」

    教えない子育て 正解のない時代に「実践できる子」を育てる

    教えない子育て 正解のない時代に「実践できる子」を育てる

    河村 京子

    日本法令

    教えないからこそ、自分で考え、自分で行動する子に育つ! 教えれば教えるほど、子どもが自分で考える機会を奪っている!? 新しい時代に生きる子どもたちを、どう育てていけばよいのか。答えのない時代を生き抜くためには「…

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    登録していただいた方の中から
    毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
    TOPへ