「1時間早く集合場所に到着する」ことの凄まじい効果【息子たちを東大・京大に合格させた母が実践】

「1時間早く集合場所に到着する」ことの凄まじい効果【息子たちを東大・京大に合格させた母が実践】
(写真はイメージです/PIXTA)

長男は東京大学、次男は京都大学に現役合格させたという、母学アカデミー代表の河村京子氏は、著書『教えない子育て 正解のない時代に「実践できる子」を育てる』(日本法令)で、「講演などの仕事の時は、1時間早く集合場所に到着するようにしていた」と記しています。その理由について見ていきましょう。

東大・京大に合格させた母が子育てで心がけていたこと

よく「育児は育自」といわれます。子どもを育てることを通して、自分自身を育てるという意味です。私自身、子育てを通して1人の人間として成長させてもらったと思っています。

 

短気で独りよがりでわがままだった私が、3人の子どもを産んで育てる中で、辛抱強く、子どものことを考え、感情をコントロールすることを学ばせてもらったからです。

 

だから、「子育て」と「自分育て」を分けて考えることは、私には難しいのです。今回は、私が母学を学んでいるお母さんたちに、いつも呪文のように唱えている「子どもになってほしい姿にまず親がなる」についてお伝えします。

 

「子育て」というと、子どもにあれこれ指示を出し、行動させるというイメージがありますが、そうではありません。「子どもは親の背を見て育つ」というように、親の生き方、考え方がすべて子どもに伝わります。だからこそ、親が自分自身に納得することが大事なのです。

 

いつでもどこでも立派な親である必要はないと思います。失敗をしても、手抜きをしても、ぬるい親であってもよいのです。そんな自分に自分自身が納得していればよいのです。


あなたは自分自身に納得していますか。もし納得できない部分があるならば、この記事のやり方を参考にしてください。

仕事の時は「1時間」早く集合場所に到着する

■子供が将来仕事をする時、自分で仕事をコントロールできる大人になるためにやっていたこと

 

サッカーJリーグの試合には「ホーム」と「アウェイ」があります。つまり、自分の本拠地でする試合が「ホーム」、相手の本拠地に行ってする試合が「アウェイ」です。

 

どちらの試合が有利かというと当然「ホーム」です。その理由は大きく分けると2つあります。

 

1.応援してくれるファンが多い

2.慣れ親しんだグラウンドである

 

Jリーグのチームの本拠地には、たくさんのファンがいます。試合にはそのファンが応援に来てくれますから、「ホーム」での試合では相手チームよりたくさんの応援があります。だから試合を有利に進めることができるのです。

 

またいつも使っているグラウンドであれば、地面の様子や風向きや光の当たり方など熟知しています。相手方「アウェイ」では、慣れないこともあって実力が出し切れないこともあるでしょう。「ホーム」のほうが有利に試合を進められるということは理解していただけると思います。

 

ところで、私たちの生活でも「ホーム」と「アウェイ」があります。例えば、子どもがお友達と遊ぶ時、お友達を我が家に招けば「ホーム」、お友達の家に遊びに行けば「アウェイ」になります。

 

子どもがお友達と遊ぶ時には、たとえ「アウェイ」であっても新鮮味があって楽しいでしょう。しかし、自分の仕事の場や学びの場では「ホーム」と「アウェイ」では、成果に大きな差が出ます。なるべく「ホーム」で大きな成果を出したいものです。

 

しかし、いつも我が家で仕事をする、我が家で勉強するというわけにはいきません。出かけて行って、仕事や勉強をするということが大多数であるからです。では、初めて訪れる場所で仕事や学びの場があったとします。初めて訪れる場所ですから「アウェイ」です。

 

初めてというのは誰でも緊張しますから、実力を出し切れるかどうか不安になるでしょう。こんな時に、「アウェイ」を「ホーム」に近づける方法があります。早めにその場所に行って自分の体と心を慣らすのです。

 

私の場合、仕事で日本各地を訪れ、講演会やセミナーを開催しています。当然初めての場所も多いわけです。その時に私が気をつけているのは、「1時間前には会場に到着し、その場所になれる」ことです。

 

不思議なことに1時間その場所で過ごすと、自然とその場所が「ホーム」になるのです。そこで参加者を出迎えると、「我が家へようこそ」という気持ちになるから不思議です。

 

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教えない子育て 正解のない時代に「実践できる子」を育てる

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河村 京子

日本法令

教えないからこそ、自分で考え、自分で行動する子に育つ! 教えれば教えるほど、子どもが自分で考える機会を奪っている!? 新しい時代に生きる子どもたちを、どう育てていけばよいのか。答えのない時代を生き抜くためには「…

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