※画像はイメージです/PIXTA

人生の終わりに向けて自身の身の回りの持ち物や財産を整理する「生前整理」。今回は、生前整理のやり方・始め方について見ていきます。

そもそも「生前整理」とは?

生前整理とは、自身の身の回りの持ち物や財産などを整理する活動のことで、人生の終わりを意識した「終活」の一部とも位置づけられています。

 

ほとんどの人は日常生活で人生の終わりを意識することはないため、生前整理や終活といってもピンとこないかもしれません。若い人であれば、まだまだ早いと思う人も多いでしょう。しかし、毎日どこかで誰かが突然の事故で命を落としていることも事実です。数は少ないですが、若くして病気で亡くなってしまう場合もあります。

 

そのため、生前整理は元気なうちに、気がついたときに始めることをおすすめします。

生前整理をしておくことのメリット

生前整理をしておくと、次のようなメリットがあります。

 

・遺族の負担を軽くできる

・大切な財産を確実に引き継げる

・自分自身がすっきりする

 

家族を見送ったあと遺族が最も困ることは、故人の身の回りのものや財産の整理です。生前に自分自身が持っているものを整理しておけば、亡くなったときの遺族の負担は軽くなるでしょう。

 

遺品があまりにも多いと、大切な財産が家族に見つけてもらえず、他のものとまとめて捨てられてしまう恐れがあります。生前整理で大切な財産や思い出の品をはっきり分けておくと、家族に確実に引き継ぐことができます。

 

また、自分自身の気持ちが整理できてすっきりすることも生前整理のメリットです。万が一のときの不安が軽くなると、その後の生活も前向きになります。

今すぐできる生前整理のやり方

生前整理のメリットがわかったところで、早速生前整理に取りかかってみましょう。

 

生前整理は主に、「身の回りのものの整理」と「お金や財産にかかわるものの整理」に分類できます。どちらも、一つひとつ「いる」か「いらない」かを判断して、いらないものを手放すという点は共通しています。

 

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本連載は、税理士法人チェスターが運営する「税理士が教える相続税の知識」内の記事を転載・再編集したものです。

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