「ひとりでに良くなる仕組み」をつくることが重要
2点目は仕組みを作ることです。それも“ひとりでに良くなる仕組み”です。すべての物事には真因があります。この真因を抑えなければ継続的には良くならず、同じ問題が何度も繰り返し起こってしまいます。
体調が悪い時に置き換えると、体調が悪い時は病院に行くと思います。なぜ病院に行くかというと、それは真因を確認するためです。もし本当は風邪に似た重い病気なのに、病院に行かず市販の風邪薬ばかり飲んでいたらどうなるでしょう。もちろん容態は良くなりません。これと同じで、真因の根っこの部分を抑えてしまえば再び同じ問題は起きません。
例えば、店舗で問題が発生してお店から連絡がきます。その場しのぎの対応だと「Xの問題はxでいったん収まるから、とりあえずxして」という解決の仕方になりますが、真因まで考えている人は「Xが原因なので再発防止策はYかと思います。
同じことが起きないように次からはこうしましょう」、さらに「この店舗で起こっている問題は、他の店舗でも起きているはずなので他の店舗も確認しましょう」と、真因まできちんと処理を行います。
やる気のある従業員を集めても設備面に不備があると…
従業員はトラブルが少ない環境のほうが働きやすいので、その分人員も増える傾向になります。その積み重ねが回転をしない仕組み作りに繋がっているのだと感じました。ひとりでに良くなる仕組みは非常に重要です。
これは環境(設備)面と人的面の2面がありますが、まず環境(設備)面を疑うようにしています。なぜなら、どんなにやる気のある従業員が集まっても、設備面に不備があれば良いものは出せないからです。
例えば、ガスコンロが壊れていて、本来は高温で調理したいところを低温で調理してしまっているなどです。この場合どんなにやる気があってマニュアル通り料理を行っても美味しいものは作れません。
かなり単純な例ですが、これはすべてのことにおいて共通するもので、ビリギャル(『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』/KADOKAWA)の著書、坪田信貴先生が話していたこんなエピソードがあります。
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