(※写真はイメージです/PIXTA)

合同会社4U International代表・中田聡喜氏の書籍『個人М&Aのススメ』より、一部を抜粋・編集し、会社員が課題にどう取り組んでいくべきなのか、自身の体験を基に解説します。

「時給上げて」拒否も…バイトから好かれる社員の特徴

これは、ある日の先輩とアルバイトの方のやりとりです。大学生のアルバイトが、「時給を上げてほしい」と言ってきました。すると、その先輩は第一声で「できない」と返答しました。その後「なぜなら…」と、昇給が難しい理由と、どうしたら時給は上がるのかをしっかりと説明されていました。

 

相手に嫌われないように「意見は参考にする」など、その場しのぎの言葉でも並べたらいいのにと思ったりもしました。しかし後日、その大学生と話す機会があったので聞いてみると、「はっきり言ってもらえて嬉しかった。良くない点も指摘してもらえて、どこを直せばよいか分かった」と言っていました。

 

その後も、違うアルバイトの方から「Aさんははっきりものを言ってくれるからありがたい。あいまいな表現で問題から逃げないから分かりやすい」という意見を多く聞きました。

 

私はまずこれを徹底することにしました。できることはできる、できないことはできない。美味しいと思ったら美味しい。美味しくないと思ったら美味しくない。オペレーションが良いと思ったらオペレーションが良い。オペレーションが遅いと思ったらオペレーションが遅い、と。

 

簡単そうに聞こえるかもしれませんが、マネージャーには意外と難しいことです。9割の人は何らかの嘘をついた経験があると思います。

悪気がなくても、結果的に嘘をついてしまうことも…

また、嘘をつくつもりや悪気がなくても、結果的に嘘になってしまう場面は多々あります。なぜなら、複数の店舗を運営しているとトラブルが尽きないからです。

 

例えば、ある店舗に何かを持っていくという約束をしたとします。しかし、約束した日に別の店舗でトラブルが起きたとします。するとその日は約束が果たせなくなり、待っていた従業員からすれば「わざわざ待っていたのに何事だ。嘘をついた」となってしまいます。

 

私はそのような故意ではない嘘をつかないためにも事前準備をしっかり行い、できない約束はしないことを徹底しました。そうすることで、相手が高校生でも主婦でも年配の方でも、従業員からの信頼が集まってきました。

 

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    本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『個人М&Aのススメ』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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