人口が増え続ける限り、企業は成長し、株価は上がる
このように株式投資が最もパフォーマンスが高いのには理由があります。株式は、企業の成長のために使われるからです。企業は株式の発行によって得た資金で事業を行い、利潤を上げ、さらなる成長を目指します。経営に失敗しなければ、人口が増えていく限り、企業は成長を続けることができます。だから、長期で見れば、株価は上がるのです。
日本や韓国のように少子高齢化が進み、国内市場が縮小することになっても、南アジアやアフリカなど世界には人口が増え続けている国・地域はたくさんあります。だから、日本企業もグローバル展開することによって、まだまだ成長することは十分に可能です。
ただし注意していただきたいのは、これはあくまでも長期的な話であって、短期的に見るとブレ幅が大きいのはやはり株式であることは間違いありません。株式の短期売買で利益を得ようとする場合は、それ相応のリスクを伴うことは言うまでもありません。「理想の投資期間は永遠だ」というバフェット氏の言葉を、いま一度、思い出していただければと思います。
もうひとつ。債券には債券の良さもあることは、知っておいたほうがいいでしょう。それは、債券は決まった期間で償還されるので、お金は原則として必ず戻ってくるということです。
◆まとめ◆
常識といわれる情報も鵜呑みにせず、中身をしっかり精査しよう!
市川 雄一郎
グローバルファイナンシャルスクール校長