わが子を計画的に育てるためのスモールステップ
わが子がつかまり立ちをしたときのことを思い出してください。
手をかけられる場所を探し、膝と足首の屈伸をつかって、一生懸命立ち上がろうとする。うまくいかなくて、何度もお尻からドーンと床に座ってしまう。でも、諦めずにまた挑む。
その繰り返しをしながら、手をかける位置はどこがベストかな? ここに力を入れると膝が伸びやすい……。もちろん言葉にはできませんが、うまくやるための方法を、子どもは誰に教わることなく、自ら模索しながら、ようやく自分の力で立ち上がるのです。
その瞬間、両親は手を叩いて喜んだでしょう。ビデオ撮影をしたり、写真を撮ったり大騒ぎだったかもしれません。
伝い歩きも、最初に一歩が出るまでには、何度も足を出したり引っ込めたりして、子どもなりに体の動きを研究します。一歩出せるようになると、今度は逆の足でも試してみます。その繰り返しから、つかまるところがあれば、移動できるようになります。
やがて、つかまるところがなくても足が前に出るようになります。最初は一歩踏み出しては尻もち、また、一歩出しては尻もち。それでも子どもは移動できることが楽しくてニコニコしながら、歩くという目標に向かって努力します。
親は子どものそうした様子を見ると、数十センチ離れたところで手を広げて待ち「ここまでおいで」と応援を始めます。親のところまで歩けると、子どもは親の胸に飛び込み大喜び、親のほうも「頑張ったね」「いっぱい歩けたね」と、笑顔で褒めるでしょう。
少しずつ、出迎える位置をずらしていくうちに、子どもはたくさんの距離を自力で歩けるようになっていきます。
このように最終目標に向けて、小さな目標をクリアしていく流れを「スモールステップ」と呼びます。この場合は「歩く」という目標に対して、大まかに分けても、1.立ち上がる、2.つかまって足を動かす、3.一歩踏み出す、4.数歩歩く、5.歩く距離を長くする、6.完全に歩けるようになるという6つのステップを踏んでいます。
また、ステップごとに、親は努力を認め、一緒に喜ぶという報酬を意識せずに子どもに与えています。小さな目標をクリアするたびに与えられる小さなご褒美が、子どもが次のステップへ向かうためのきっかけにもなっているのです。
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