怒られるときに「反省している子」と「していない子」の差

わが子が幸せになるためには、自立と自律を兼ね備えることが大事……幼稚園の園長として1万組の親子を見てきた、学校法人山崎学園の理事長・山﨑拓史氏による、小さい子どもが「行動力を養う」手助けを紹介します。

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「わが家のルール」が主張のできる子をつくる

皆さんの家には「わが家のルール」はあるでしょうか。生活していくなかには、たくさんの暗黙のルールが敷かれていると思います。

 

バスタオルの使い方一つをとっても、家族で共有するのか、何回使ったら洗うのか、洗濯物はどこに入れておくのか。多くは家事を担う人が決めていると思いますが、ありがちなのが、母親が自分で決めたルールを家族に明確に伝えないまま「なんでここに置くの?」「どうしてちゃんとできないの?」と子どもや夫を叱ってしまうケースです。

 

夫はもともと別の家庭で育った他人ですし、子どももルールの存在が分かるようになって数年です。叱る前に、まずは家庭内のルールを決めましょう。家族全員がそろっているところで「ルールを追加します!」と宣言して、ノートでもホワイトボードでも画用紙でも良いので、記入していくようにします。

 

もちろん、ルール宣言した人に対して「それは、こうしたほうが良いと思います」と意見するのも認めます。そうして、みんなが納得したところでルール成立です。

 

・朝起きたら、パジャマは畳んでベッドの中央に置く

・脱いだ汚れものは、表にして洗濯機横の青いかごに入れる

・玄関に出しておいて良い靴は、1人1足

・トイレのふたは使ったら必ず閉める

・ゴミは分別して捨てる。分類が分からないものは台所の茶色いボックスに入れる

・使ったものは、元の場所に戻す

 

挙げたらきりがないのですが、叱りたい、文句が言いたいと思ったら、まずルールの追加を願い出ましょう。子どもの側からも「スマホを持ってトイレに入らないでください」とか「ソファで寝ないでください」といった要望が出てくるかもしれません。

 

親も反省するところは反省し、そこは我慢してもらいたい内容であれば、子どもが納得できる理由を話してあげましょう。ルールづくりに参加させていくと、子どもは「人の意見を聞く姿勢」と、「自分の意見を伝えるプレゼン力」を養うことができます。

 

転勤で日本に滞在していたヨーロッパ人のお宅では、子どもにお小遣いを渡さず、欲しいものがあるときにはその都度、親に対してプレゼンをさせてきたとおっしゃっていました。

 

鉛筆1本、消しゴム1個でも「なぜ必要なのか」「それを買うと、どういう良いことがあるか」を伝えられなければ、買ってあげなかったそうです。そのお子さんは今、中学生ですが、親元を離れて海外留学をしています。

 

11歳の段階で、「自分は将来〇がやりたい。だから、この国のこの学校に行って学びたい」とはっきり主張したそうです。実行力もさることながら、自分が何をしたいかを早くから意識できたのは、常に自分の思いを言葉にしてきたからだと私は感じています。

 

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学校法人山崎学園 理事長

学校法人山崎学園 現理事長。46歳。創業者の孫。
大学卒業後、家業であった幼稚園の手伝いをするなかで、幼児教育の可能性に魅力を感じるようになる。
職員として働きながら、幼稚園教諭および保育士免許を取得。
平成27年より理事長に就任。「園にいるだけで子どもたちが勝手に育つことができる環境をつくる」を理念に、規律と自由を両立し、子どもらしく成長できる幼児教育の環境構築を目指している。

著者紹介

連載子どもを幸せにする教育法

わが子が幸せになるために必要な3つの力

わが子が幸せになるために必要な3つの力

山﨑 拓史

幻冬舎MC

探求力・計画力・実行力3つの力を育てれば人間関係も仕事もうまくいく大人になる! もっと子育てが楽しくなる育児本 我が子を初めて抱いたとき、親御さんは生まれてきてくれたことに、ただただ感動し、喜びを感じたはずで…

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