税務署にはいくつかの部門がありますが、なかでも「資産課税部門」は、実は富裕層にとって馴染みが深いところ。相続税の税務調査を担当するのは、この部門の人たちです。今回は税務署の資産課税部門が取り扱っている税目や、所属する職員について説明していきます。

資産税のことは専門の税理士に聞くのがおすすめ

資産課税部門をまとめると、以下の通りです。

 

【資産課税部門のまとめ】

・税務署で最も小さく、最も特殊な部門

・担当税目は相続税・贈与税・譲渡所得

・特例制度が多く、専門知識が必要

・相続税調査は入念に行う

・相続税を苦手とする税理士は多い

 

相続税の調査を行うのは、資産課税部門の職員です。

 

相続税の申告は相続人のみでも可能ですが、確定申告と異なり毎年行う申告ではないため、節税誤りや計算ミスが発生しがちであり、税務調査のリスクが高くなります。一方、税理士に依頼した場合には申告書作成報酬は発生しますが、

 

・最適な節税方法による税金負担の軽減

・適正申告による税務調査のリスク軽減

・修正申告によるペナルティの回避

 

これらのメリットを受けることができます。

 

 

税理士法人チェスター

 

ただし、前の章でご説明した通り、相続税申告は受けたがらない税理士もいます。依頼するのであれば、相続税申告を積極的に受けてくれる税理士が良いでしょう。

 

 

2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

本連載は、税理士法人チェスターが運営する「税理士が教える相続税の知識」内の記事を転載・再編集したものです。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録