なぜ「フリーランス」という働き方を選んだのか?
コロナ禍で給与減で賞与もなし……そんな会社員も多いことでしょう。またリモートワークが推奨されていますが、会社によってはそれもなかなか叶わず。「フリーランスになろうかな」と考える人もいるのではないでしょうか。
ただ長年、会社員をやってきた人にとって、会社という後ろ盾がない働き方はなかなかイメージがわかないものです。
そこで、内閣官房日本経済再生総合事務局『フリーランス実態調査』(令和2年5月結果発表)を中心に、フリーランスの実態を見ていきましょう。
まずフリーランスの年齢分布を見ていくと、40歳以上で7割を占めます。また多くが「働き方の自由度」を向上させるためにフリーランスを選択していることから、ある程度のキャリアをもって独立したことがうかがえます。
【フリーランスの年齢構成】
「~29歳」11%
「30代」17%
「40代」22%
「50代」20%
「60歳以上」30%
【フリーランス選択の理由】
「自分の仕事のスタイルで働きたいため」
57.8%
「働く時間や場所を自由にするため」
39.7%
「収入を増やすため」
31.7%
「より自分の能力や資格を生かすため」
27.3%
「挑戦したいことややってみたいことがあるため」
13.5%
「ワークライフバランスを良くするため」
11.9%
出所:内閣官房日本経済再生総合事務局『フリーランス実態調査』より
取引状況を見ていくと、デザイナーやシステムエンジニアなど、業務・作業の依頼(委託)を受けて仕事を行い、主に事業者と取引を行う人が全体の4割を占めます。
【フリーランスの属性分布】
「①主な取引先が事業者」で「②業務・作業の依頼(委託)を受けて仕事を行う者」
:43.2%
(デザイナー、システムエンジニア、webデザイナーなど)
「①主な取引先が事業者」で「②以外のもの」
:12.2%
(カメラマン、ジャーナリスト)
「③主な取引先が消費者」で「②業務・作業の依頼(委託)を受けて仕事を行う者」
:13.7%
(個人と契約する家庭教師、家事代行)
「③主な取引先が消費者」で「②以外のもの」
:30.8%
(e-コマース、ハンドメイド作家)
出所:内閣官房日本経済再生総合事務局『フリーランス実態調査』より
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