事業を拡大する経営者は「未来の仕事」する
「今の仕事」の手順を見直して「未来の仕事」の時間を捻出するには、業務の効率化だけでなく、自分の仕事を部下に任せることも必要です。事業を大きくする経営者は、「今の仕事」を部下に任せ、自分の時間を「未来の仕事」に充てていきます。一方で、「今の仕事」を部下に任せられない人は、自身の時間の大半を「今の仕事」に充ててしまうため、なかなか事業を大きくすることができていません。
「部下には無理だ」「自分でやったほうが早い」という意識が自身の「未来の仕事」をする時間を奪っていきます。「未来の仕事」の時間が確保できていないのであれば、部下への仕事の任せ方を見直してはいかがでしょうか。
「今の仕事」を部下に任せることは、一時的にはリスクを伴うかもしれませんが、仕事を任せれば部下も成長します。部下が成長すればさらに多くの仕事を任せられます。こういった部下の成長が自身の時間の使い方に好循環を生み出してくれるでしょう。
未来の仕事ができない理由③「面倒くさい」「怖い」という感情の存在
「未来の仕事」としてすべきことが明確になり、その時間を確保できたにもかかわらず実行しない、あるいは実行できない場合、その背景には「面倒くさい」「怖い」といった感情の存在があると考えられます。
藤田耕司
一般社団法人日本経営心理士協会代表理事
FSGマネジメント株式会社代表取締役
FSG税理士事務所代表
公認会計士、税理士、心理カウンセラー
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】