米国株には、高利回りのものや、長期にわたって増配しているものなど、魅力的な銘柄が多くあります。また、日本人にもなじみのある企業が多く、銘柄が選びやすいのもメリットです。日本株の現状と比較しながら、米国株投資の魅力を紹介します。※本連載では、マネー誌への執筆を中心に活躍するライター・安恒理氏の著書、『はじめての米国株1年生』(明日香出版社)から一部を抜粋し、米国株投資の魅力や基礎知識、取引をする上での注意点について解説します。

米国株には「高利回り」「連続増配」の銘柄も数多い

米国株の魅力のひとつに、高利回り銘柄が多いという点があげられます。しかも25年以上も連続して配当額を増やしている※1銘柄も数多くあります。

 

※1 株主に還元された利益の一部を「配当」といい、業績改善や株主重視策にともなって配当を増やすことを「増配」といいます。

 

 日本で20年以上の連続増配を実現している会社は6社しかない 

 

●花王(4452)…30年連続増配で日本企業トップ!

●リコーリース(8566)

●SPK(7466)

●小林製薬(4967)

●三菱UFJリース(8593)

●ユー・エス・エス(4732)

*括弧内は「銘柄コード」

 

 一方、米国企業では100社を超えている! 

 

●スリーエム(MMM)…60年以上

●コカ・コーラ(KO)

●ジョンソン&ジョンソン(JNJ)…50年以上

●ウォルマート・ストアーズ(WMT)

●マクドナルド(MCD)…40年以上

●アフラック(AFL)

●エクソン・モービル(XOM)…30年以上

*括弧内は「ティッカーシンボル」

 

日本株の配当は、年に1〜2回の企業が大半です。1回の配当を行なっている会社は、決算期末に株主として名を連ねている株主に配当の権利が与えられます。

 

3月決算の会社であれば3月末日に株主であれば、その権利が与えられ、配当は6月の株主総会後に行なわれるのが通常です。年2回の配当が行なわれる会社はこれに中間期決算(第2四半期決算、3月決算企業であれば、9月末)のときに株主に中間配当が行なわれます。

 

一方で米国株は、その多くで年4回の配当が行なわれます。四半期決算ごとに配当が行なわれるのです。もし米国株を3銘柄所有していたとしたら、年12回の配当がもらえることになり、まるで毎月配当を受け取るような計算になります。

 

日本株でも、年4回の配当を行なっている会社はありますが、その数はわずかです※2

 

※2 年4回配当は2006年の新会社法施行によって認められることになりました。

 

ちなみに、配当金は(証券会社によって違ってきますが)証券口座に外貨で振り込まれるのが主流となっています。

 

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