「リーダー的なスタッフ」がトラブルメーカーだと悲劇
不良スタッフには、能力のないタイプ、急に辞めてしまうタイプなどがありますが、最も困るのは、他のスタッフとトラブルになるタイプです。トラブルメーカーが1人いると、他のまともなスタッフが退職していきます。さらには、新しく入ってきたスタッフも定着しにくくなります。
●能力のないタイプ=マイナス0.5(半人分の働きのため)
●急に辞めてしまうタイプ=マイナス1(1人分の働きがなくなるため)
●他のスタッフとトラブルになるタイプ=マイナス3(他のスタッフ2人も辞めるため)
在職期間が長く、仕事ができてリーダー的な存在であるスタッフがトラブルメーカーであると、なおさら悲劇です。お局となって自分と気が合わない人を攻撃して、どんどん辞めさせてしまうことがあるからです。なんとしてもその状況は避けなければいけません。
クリニックにとって最も大切なのは、優秀なスタッフを守ることです。不良スタッフとのトラブルがもとで、優秀なスタッフが辞めてしまうことだけは、避けなければいけません。
優秀なスタッフも人間ですから、院長が味方になって不良スタッフを排除しようと努力していることがわかれば、「院長のために、もう少し頑張ってあげようかな」と退職を踏みとどまるものです。