成功者の考え方・行動には「強運力」という共通するベースがあり、スピリチュアル的な「運がいい」と自分でつかみ取る「運が強い」はまったく異なるものだ。…そう唱えるのは、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役の安田正氏。同氏の書籍『超一流の強運力』(ポプラ社)より一部を編集・抜粋して解説します。

あなたの強みはどこで活かされるのか?

私は自分の強みを活かす場所を「チャレンジングプレイス」と名付けました。たとえば、私の強みは「トーク力」ですから、それを活かす場所=「チャレンジングプレイス」をまずは「営業」にしました。

 

(写真はイメージです/PIXTA)
(写真はイメージです/PIXTA)

 

これなら、成功すれば営業成績として結果が出て昇給しますし、それは私の夢である「大きな家を建てるためにお金を稼ぐ」につながります。このように、強みを活かすとは、具体的に結果が出ること、人から評価されること、そして何よりあなたの「夢」とつながっていることが大事です。

 

しかし、ここでの難しさは「強み」と同様に「チャレンジングプレイス」を自分自身で見つけられる人は稀だということ。私の場合も成り行きで、しかも止むに止まれぬ状況で「営業」を選びました。営業は死んでもやりたくなかった、この世で一番やりたくなかった職業です。しかし、若くて何の実績もなく、自分の実力もまるでわからなかった私は、会社に言われたことをするしかありませんでした。他にやりようがなかったのです。

 

多くの成功者も最初の「チャレンジングプレイス」とはこんなものです。みなさんもよくご存じの松下幸之助さん、本田宗一郎さんも最初の「チャレンジングプレイス」は丁稚奉公(でっちぼうこう)でした。ほぼ全ての人が言われるがまま、成り行きで、他に選択の余地がないところから始まります。

 

でも、「夢」はある。いえ、「夢」しかない状態です。やれるか、やれないかなど考えようもありません。私は、営業に対して不安がある分、必死で取り組みました。まさに、がむしゃらな状態で働いていたわけですが、当時から何となく自分の「強み」を意識していました。そして、そこに集中して努力をしていた気がします。

 

チャレンジングプレイスとは
チャレンジングプレイスとは

 

それが功を奏し、始めて三ヶ月で、月八十万円のノルマの二十倍以上にあたる千七百万円の大型案件を受注。そして、そこから売れ続けるようになり、結果的には営業初年度でトータル四千七百万円を売り上げ、新人にもかかわらず、社内で営業成績一番になってしまったのです。月給もわずか一年間で、二十万円から六十万円へとアップしました。

 

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超一流の強運力

超一流の強運力

安田 正

株式会社ポプラ社

88万部超「超一流の雑談力」の著者が、 「運」の持つ計り知れない力を 実体験やデータをもとに初めて明かします。 成功者の考え方・行動には、 「強運力」という共通するベースがあった! 「運がいい」と「運が強い」…

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