自分から「商品の説明」をしなくなった理由
これは、営業トークを何年も何百回も経験しているうちに
「何だかいつもこのパターンで受注に結びつくなぁ……」
「いつもこんな感じで相手が食いついてくるなぁ……」
「他の営業マンと比べると、自分の商談は笑いが多くて盛り上がっているなぁ……」
などと気づくようになったことでもあります。そこで、この二つのポイントを活かし、さらにトレーニングを重ね、徹底的に「相手に刺さるトーク術」を磨き、それをウリにしました。
このプロセスは、もちろんトライ&エラーの繰り返しです。しかし、そうした実践を積み重ね、トレーニングを重ねてこそ、漠としていた強みを鋭くとがらせていけるのです。
ところで、そもそも営業しても売れないのは、何が原因だと思いますか? 話し方が単調、商品説明が独りよがり……など、いろいろ思い浮かぶでしょうが、それらは本質的なことではありません。答えは、何といってもお客さんの興味とは関係なく、「商品の売り込みをする」からです。だからお客さんに引かれてしまうのです。
そこで、私は「商品の説明はしない」と心に決めました。そして、お客さんのほうから「ちょっと、詳しく聞かせて」と言われるまで、ひたすらお客さんの興味のあること、面白いと思えることを話す、またはお客さんの話を聞くことに徹しました。相手の興味を探ったり、面白い会話をするのは得意ですから、この作戦は成功しました。
そうして私は死ぬほどやりたくなかった営業で成績を上げ、さらには「営業が生きがい」にまでなっていったのです。
【強運ポイント】
強みを活かす「チャレンジングプレイス」はトライ&エラーの繰り返しで見つけていく。
安田 正
株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】