年収1500万円の医師…会社員の3倍以上を稼いで「貧困」の謎

医師の労働環境が経済的にも精神的にも過酷であることは、もはや言うまでもありません。興味深いのは、「金持ち医師」と「貧乏医師」の二極化が進んでいること。苦境に立たされる医師がいる一方で、まったく余裕な医師もいるのです。高度な国家資格であり、しかも高所得な医師が「貧乏になる」という事態は、書籍『金持ち父さん 貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著、筑摩書房)を思い出させます。同じ高収入職業であるにも関わらず、なぜこのような格差が生じているのでしょうか。

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高収入職業なのに「金持ち医師」「貧乏医師」へ二極化

医師、特に勤務医の労働環境はコロナ禍以前から精神的のみならず、経済的にも過酷さを極めています。しかし、すべての医師が厳しい状況かといえばそうではなく、精神的・経済的に余裕のある医師もいるのです。

 

昨今、「金持ち医師」と「貧乏医師」の収入格差、すなわち医師の二極化が進んでいます。このような収入格差はなぜ生まれるのか、貧乏医師から脱し、金持ち医師となるためにはどうしたらよいのでしょうか。

雇われの身は「稼いでも稼いでも貯まらない」人生

日本経済が低迷していた2000年代、『金持ち父さん 貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著、筑摩書房)という書籍が大ヒットしました。これは、大企業に勤め給与所得で暮らしている「貧乏父さん」と、自ら起業して得た収益を元に資産形成していく「金持ち父さん」を比較した投資指南書です。

 

サラリーマンの貧乏父さんはラットレース(イタチごっこ)のようにあくせく働き続けなければいけないけれど、起業した金持ち父さんはファースト・トラック(高速車線)を走って資産を運用しているため、お金がお金を生んでどんどん裕福になっていきます。

 

この書籍で「貧乏…」と定義しているサラリーマン層はブルーカラー(製造業系労働者)ではありません。弁護士や会計士といった「士業」を指しています。すなわちハイレベルな国家資格を持っていても、雇われの身のままではラットレースから抜けられない、ということなのです。それは、彼らと同じく高度な国家資格を有する医師にも当てはまります。

優秀な中堅ほど不憫…「お金が貯まらない医師」の特徴

勤務医のAさん(40歳代)はいつも「仕事が忙しすぎて、割に合わない」と不満を漏らしています。一般サラリーマンの3倍近くの給与を貰っている医師なのに、なぜそのような言葉が出てしまうのでしょう。

 

勤務状態を見てみると、どうやら院内の労働量格差が激しいようです。Aさんの上司にあたる管理職医師は当直や残業を行いません。その分、フットワークの良い研修医や仕事のできる中堅どころの医師に実務が集中していきます。しかし、若い研修医は仕事とプライベートのバランスを重視するため、激務となる診療科に就くことを敬遠します。その結果、優秀な医師ほど24時間休みなしで働かざるを得なくなるのです。

 

医師の約8割が、当直明けからの1日勤務を行っているというデータもあります。しかも多くの病院組織は完全なる年功序列制度をしいています。管理職は働かなくても給料が貰えますが、若手・中堅医師は倍働いても給与額は変わりません。これではAさんが「割に合わない」と嘆くのも当然です。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

お金が貯められない医師、すなわち「貧乏医師」には2つの特徴があります。

 

【①大学病院の勤務医である】

1つは大学病院に勤める医師です。そもそも大学病院の存在意義は、臨床よりもどちらかといえば医師を育てることと医学の研究にあります。それゆえ多額の運営費がかかり、結果、医局の医師は収入が平均よりも低めのようです。さらに大学院に入って博士号を取得するためには、授業料を支払わなければなりません。

 

【②家族が資産を浪費している】

もう1つが奥様に財布を握られているケースです。医師である夫が着ているスーツは量販店の安物なのに、奥様はファッション誌で紹介されるようなブランド服をまとっています。子どもは小学校から私立へ通い、父と同じ医学部を目指しているので学習塾・予備校の費用もかかります。さらに医学部合格後は高額な学費を支払わなくてはなりません。

開業医は「金持ち医師」の典型例

勤務医の平均年収が1500万円前後であるのに対して、開業医の平均年収は3000万円前後と高額所得者が多いことがわかります。開業医の人たちは「開業して収入が増えた。ストレスが減って体調も良くなった」といいます。もちろんすべての開業医が成功するわけではありません。独立ということになれば医師としてのスキルはもちろん、医療機関ならではの経営ノウハウも必要になります。

 

たとえば、大学病院や公立病院はその規模や歴史といった「ブランド力」で患者を呼ぶことができますが、開業したばかりのクリニックの場合は規模が小さく歴史もないため、院長の人柄や腕で勝負するしかありません。医療機関といえど、個人病院はサービス業に近い存在です。患者を「お客様」として受け入れることができるか、患者から見て魅力的なクリニックになっているか、といったところがポイントになります。

 

医師がキャリアプランを考える際、最終的には独立開業を目指すケースが多いように感じます。開業のためには計画的な資産形成が必要ですが、「多忙すぎて情報収集ができず独立資金を貯められない」というのが現状のようです。

金持ち医師になる近道…「現実的な資産運用法」の条件

職業の選択肢や活躍の場がボーダレス化している昨今、医師としてのスキルと同時にビジネス感覚も持ち合わせた金持ち医師と、旧態依然の貧乏医師の二極化が進んでいます。貧乏医師にならないためにはどうすればいいのか。それは勤め先の病院に頼らず、自分自身で考え、資産を増やしていく行動をはじめることです。

 

多忙な医師にとって理想的な資産運用法は、以下の3つに当てはまることが必須と考えます。

 

1.予備知識がそれほど必要ない

2.管理に時間を取られない

3.10億円の資産形成の道筋が具体的に描ける

 

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この3つを満たす数少ない選択肢の一つが不動産運用です。不動産運用による資産形成は比較的単純なので、それほど苦労せずに身につきます。賃貸管理に関しては、プロの管理会社に任せることができます。収入ベースが安定的に入金される家賃なので、資産の蓄積状況が着実に把握できる点も魅力です。

 

<まとめ>

●「金持ち医師」と「貧乏医師」の二極化が進んでいる。

●医師や弁護士、会計士といった国家資格取得者でも、サラリーマンのままでは貧乏から抜け出せない。

●貧乏医師の特徴は2つあり、1つは大学病院の勤務医、もう1つは家族の浪費。

●金持ち医師は、医師としてのスキルと医療機関ならではの経営ノウハウを兼ね備えた開業医に多い。

●開業を目指す医師にとって理想的な資産形成法は、予備知識が不要で、時間が取られず、資産蓄積が把握できる「不動産運用」である。

 

 

大山 一也

 

 

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株式会社トライブホールディングス 代表取締役社長

1979年生まれ。東京の不動産投資会社にて、土地売買からアパート、マンション、ビル建設までを幅広く手掛ける。自らが考える不動産価値と収益を最大化する不動産物件を実現するため、2010年に㈱トライブを共同で設立。翌2011年、同社代表取締役就任。これからの高齢化社会では、不動産と医療は密接に連携すべきという持論の下、高収益と高付加価値を同時に実現する独自の不動産物件を多数手掛ける。自ら沖縄の医療法人にも助力し、倒産しかけた医療施設の再建に乗り出し、再生させた。また、新たな医療法人の立ち上げにも参画し、地域医療の活性化に努めている。著書に『なぜ医者は不動産投資に向いているのか?』『資産10億円を実現する 医師のための収益物件活用術』(いずれも幻冬舎)がある。

株式会社トライブホールディングス:http://trivehd.co.jp/

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