「初老」の現実を受け止めていないと実に惨め…
【50代から枯れる人=イタイ若づくりに走る】
気がつけば思春期からずっと求めてやまないことがあります。
それは男ならカッコよくて、女性にモテることです。
女性だっていつまでも若くてキレイで、男性から熱い視線を寄せてもらいたい願望があるはずです。
この感情は老人になっても大切なことですが、残念ながら50歳くらいになると大きくモデルチェンジを強いられてしまうのです。
●髪が白くなり、ボリュームが減ってくる
●顔のシャープな線が崩れてくる
●姿勢が悪くなり、体形が変わってくる
●動きが俊敏でなくなる
●性的エネルギーも落ちてくる
どれも自然の法則であがないきれません。
●カッコつけているつもりでもカッコがつかない
●飲み屋で女の子にモテようとしても、彼女の本心は「対象外」
●写真を撮るときに気取ってみても老けて写る
この「初老」の現実も受け止めていないと実に惨めな気分を味わうことになります。
あの人気漫画『サザエさん』の磯野波平さんも設定では54歳だそうで、昭和のお父さんのイメージはあんな感じということです。
一度、この冷徹な現実を踏まえてから、相応の体づくりやモテる術を仕切り直す必要がある年頃なのです。
会社での経験を活かすのは難しい…50代以降の再就職
【50代から枯れる人=視野が狭い】
人手不足が叫ばれるご時世でも実際に50代以降で常に採用募集がある職種は、
●清掃(特にホールの皿洗い)
●警備(特に深夜)
●ドライバー(特に夜間)
と言われていますが、いずれも体力、気力が必要な仕事ばかりです。
「次の仕事を紹介してもらえませんか?」とたまに相談を受けます。極力、お役に立てるよう丁寧に知恵をしぼってみますが、多くのケースがアカン勘違いをしています。
ひとつは「こんな役職をこなしてきました、こんな企画に関わっていました」と山ほど列記してあるケース。
もうひとつが「業務ソフト、汎用ソフトをかなり使いこなしています」という触れ込み。
自分が「強み」と思っていたスキルでは、次元を上げる引き合いはほとんどないと考えた方がいいです。
以前に大企業の元経理部長が、「中小企業でもいいので財務部の責任者のあてはありませんか?」と相談にきました。
会計士、税理士の資格を持っていれば引きも強いでしょうが、50歳過ぎてから「経理に詳しいレベル」ではほとんど口はありません。
今までやり続けていた仕事の延長線上だけにしがみつくと道は断たれます。