東京を中心に増え続ける「億ション」。そこに住む人は成功者だけ、というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。住宅ローンの返済シミュレーションなどから、考えていきます。

億ション購入のボリュームゾーンは「年収2000万円」

実際に億ションの購入者層を販売の現場で伺うと「年収2000万円以上」という声がよく聞かれます。一時期、特に中国富裕層が億ションを爆買している、と話題になりましたが、数としてはどこまで多くなく、会社経営者や地方の資産家、外資系会社員が多いとのこと。

 

年収2000万円というと、特に所得税率が高くなり33%。700万円程度が税金としてひかれ、手取りは1300万円程度となり、月の手取りは95万円程度になります。これくらいであれば、確かに月20万円ほどのローン返済は現実的ですし、仮に前出の条件で30年の半分、15年で返済しようとしても月々の返済は36万円程度と、無理のない範囲だと考えられます。

 

ただし年収2000万円を超えている富裕層だからといって、いつ何があるかわかりません。特に外資系企業は競争が激しく、年収の増減も激しいもの。このコロナ禍で大幅に年収ダウンというケースも多く見られます。実際に億ションを買うのであれば、自己資金比率を平均の4割といわず、できるだけ多くキャッシュで払っておくのが賢明だといえます。

 

ちなみに昨年、もっとも売出し価格の高かった6億9000万円のマンションを買おうとしたら、月々の返済額はいくらになるのでしょうか。価格の6割を30年の住宅ローンを活用することとし、金利は当初5年間は0.6%、5年目以降は1.5%とします。

 

計算してみると、利息分だけで8142万8434円と、一般人のマンション平均購入価格を超え、ローン総支払額は4億9542万8434円に。月々の返済額は当初5年間は125万6890円、5年目以降は140万50円になります。

 

あくまでも一般人のように住宅ローンを活用したら……という前提で考えてみましたが、億ションを購入する人は、やはり「本物の富裕層」ということだけは確実のようです。

 

 

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 \1月20日(火)ライブ配信/
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