反発を受ける商品ほど、ヒットの可能性を秘めている
たかはしの商品は実績と信用のおかげでいまでこそ、発売するとすぐに反応が出るようになりましたが、10年ほどはどの商品も売れ始めるまで3年くらいの時間を要しました。よい商品ができても、すぐに大きな売上が得られるとは限りません。信念を曲げずにじっと信じて待つことも、ときには必要なのだと思います。
満点スリップを開発したことでもう一つ学んだのが、大きな反発を受ける商品ほどヒットの可能性を秘めている、ということでした。
業界の常識内に収まった商品なら、誰からも叩かれることはないでしょう。でも、そうした商品はある意味陳腐だともいえます。満点スリップが発売当初、バッシングを受けた理由は「和装肌着は綿100パーセントが当たり前」という常識のなかで、ポリエステル綿を採用したり、局部的に防水したりするなど、あまりに常識外だったからです。
バッシングされるのは、それが過去に前例のない画期的な商品だからです。周囲からの雑音は応援だと、いまなら前向きにとらえることができますが、そういう心境になると、なかなかそういった場面にも出会わないものです。何事も、おおらかに考えるに越したことはありません。
髙橋 和江
有限会社たかはし代表
和装肌着製造メーカー「たかはしきもの工房」代表
きものナビゲーター
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】