差し押さえ物件、競売物件、そして相続物件
それはどのようなものかというと、前述したように、不良債権などが理由で税務署か誰かに差し押さえがついてしまっている物件や、競売になってしまっている物件です。
もう一つは相続です。売主の売却理由に「相続」という言葉が出てくると、安く手に入れられることが多いのです。なぜかというと、相続の場合、だいたい高齢の方が物件を持っていて、その物件に対して借金がないケースが多いからです。
80~90歳ぐらいの両親から子どもたちに相続をする前に、売るケースが多いのですが、これは不動産を巡って子どもたちのあいだでトラブルになるよりも、不動産を売却して、余生の小遣いと、生前贈与で子どもたちに現金で渡してしまい、綺麗に処理したいという考えからです。
このような理由で、高く売ることよりも、売却を早く終わらせたいと考えるオーナーが少なからずいます。「最低でもいくらで売りたい」というような条件がないため、買い手にとっては安く買えることが多いというわけです。
さらに安く手に入るのは、オーナー本人が亡くなったあとの相続の場合です。実際に相続が起こったときのほうが、相対的に安く購入できます。
なぜかというと、相続が発生したら、相続税がかかります。税金を納めるお金がないと、不動産を相続した子どもたちは、相続税の費用を捻出するために相続した物件を売らないといけません。売り急ぐため、結果、買う側は安く手に入れることができるのです。
売り手の「早く現金化したい!」にチャンスあり
競売と相続に共通しているのは、早く現金化したいという点です。結果として、安く手に入り、高く売ることができるため、私は結果として「良い物件」だと考えるのです。
良いかどうかという点では「良い」と表現しにくいのですが、安く買うことで、利益を出すことができることは確かです。
次に買いたい人が安く買えるわけではないため、ここで挙げたような事情があるとチャンスがあるわけです。
こうしたケースもぜひ頭に入れて、安く不動産を手に入れるチャンスを見計らってみてください。
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