正しい知識を持ち、しっかり物件を選べば大丈夫
ここでは、不動産投資の基本的な流れ、ステップについて解説します。不動産投資のしくみについて理解を進めていきたいと思いますが、その前に、筆者が多くの成功者を見てきた経験からわかった、不動産投資で勝つためのポイントについてお伝えしましょう。
とあるマネー本には、「不動産投資で成功するのは、参入者のわずか1%である」と書かれています。私の経験上、正しい知識を身につけて、買う物件さえ間違わなければ、それほど失敗しないはずなのですが、どうにもその前に、道を間違えてしまう方が多いようなのです。
不動産投資をこれから始める人にとっては、最初の1棟がそのあとの道筋を決める大きな分かれ道となります。そうはいいつつも、数多くいるサラリーマン投資家のなかで、成功を収めるには、1棟だけでは勝ち抜くことはできないのも事実です。
不動産投資も「複数に分散する」ことで安定させる
不動産投資は、複数棟を所有することで「スケールメリット」が出てきます。スケールメリットとは、「経営規模が大きくなれば、それだけ生産性や経済効率が上がる」という意味です。これによって、アパート経営を安定させることができるのです。
1戸だけでは、何かトラブルがあったときに出費がかさむなど、リスク許容量が低くなります。つまり、複数棟を所有するからこそ、「分散投資」になるのです。
たとえば、50戸の部屋を所有していて2戸空くのと、5戸の部屋を所有していて2戸空くのでは当然ながらダメージの程度が違います。スケールメリットが大きいほうが、ダメージが少ないのは言うまでもありません。
不動産投資も、株などの金融商品と同じく、1つのものを集中して買うのではなく、複数のものに分散して投資することで、安定させることができます。
リスクを分散させるには、次のような方法があります。
●物件のエリアを分散させる
●ファミリー向け、単身者向け、ターゲット層の異なる物件を所有する
●1棟もの、区分、新築、中古など、タイプの違うものを組み合わせる
このように、エリアやターゲット層、構造などが異なる不動産を組み合わせることで、リスク分散することができます。
たとえば、関西の物件で空室が多く発生しても、関東の物件でカバーできていたり、九州の物件が自然災害に遭ってダメージを受けていても、東北の物件で順調に入居が埋まっていれば、慌てずにすむのです。
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