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介護期間10年の恐ろしさ…「同じ話をくりかえす両親」に絶句

多くの家庭で、親の「老い」はいずれ直面する問題です。ファイナンシャルプランナー・安田まゆみ氏の『そろそろ親とお金の話をしてください 』(ポプラ新書)より年をとった親との付き合い方について解説していきます。

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親とのコミュニケーション、とれていますか?

「そろそろ」どころか、「いますぐ」親とお金の話をしていただきたい。

 

でも、どうでしょう。ふだんから密にコミュニケーションがとれていて、信頼関係も築けているならいざしらず、顔を合わせるのは1年に盆暮れの2回ほどという親子では、なかなかむずかしいと思います。

 

久々に孫の顔を見てメロメロになっているところに、いきなり「いま、貯金はどれくらいあるの?」などと聞いても、唐突すぎて親は何と答えていいかわからずに口をつぐむか、「なんだ、金の無心か!」と激昂しかねません。そうなると親は警戒してしまい、そこからはもうお金の話ができなくなります。

 

(写真はイメージです/PIXTA)
(写真はイメージです/PIXTA)

 

いまの若い世代はそうでもないかもしれませんが、もともと日本人は、お金についてあれこれ話すことを「品がない」として、嫌う傾向にあるようです。その、話題にしづらい問題を切り出し、話をスムーズに進めるためにはまず、信頼関係を築いておくことが大切です。

 

と言うと、「子どもなのだから、信頼関係を築く必要などはない。もうすでに親から信頼されているはず!」と反論されるかもしれません。でも、それは子どもの身勝手な考えです。

 

子どもにお金を奪われてしまう、というほどではないにせよ、自分たちのお金のことを開示したら、そのお金に頼ったり甘えたりしてしまうのではないか、という危惧を親たちは持っています。

 

自分たちの健康状況や老化に伴う心理的な不安、置かれている状況などについて、あれこれ考えていることまでわかっていてくれるなら、親も安心して、ある程度はお金の話をしてもいいと思っています。

 

でも、それがいまなのかどうかを見定めているのです。子どもたちの暮らしぶりや発言を見たり聞いたりして、お金の話ができる状況にあるかどうかを探っていると思ったほうがよいでしょう。

 

急がば回れ。むずかしい話をするためには、地ならしが必要なのです。

 

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マネーセラピスト
ファイナンシャルプランナー
有限会社マイプランニングオフィス代表取締役
一般社団エンディングメッセージ普及協会代表理事
元気が出るお金の相談所所長 

大学卒業後、雑誌編集者を経て、外資系損害保険代理店に勤務。アメリカのリスクマネジメントを徹底的に学び1996年に独立、保険代理店「マイプランニングオフィス」を設立する。

自身の実父、舅の死や実母、姑の介護で「相続対策、財産管理の重要性」「介護に関するお金の必要性」を強く実感したことを機に、より有益でお客様の立場に立った情報を提供することを目指して、2012年に「元気が出るお金の相談所」、2013年に「一般社団エンディングメッセージ普及協会」を設立。

「お金の貯め方」から老後のお金の問題、介護や相続問題まで、クライアントの話をじっくり聴き、心に寄り添う独自の「マネーセラピー」を行ない、"相談すると元気が出る"と多くのファンを獲得している。これまでの相談件数は7000件以上、講演回数は1000回を超える。

著書、テレビ出演、雑誌インタビュー、寄稿も多数あり、毎週配信のメールマガジンや無料オンラインサロン「安田まゆみのここだけの話」、ブログ連載などで情報を発信中。



※安田まゆみの元気が出るお金の相談所
http://www.my-fp.net/

著者紹介

連載犯罪や税金から「親のお金」を守る方法

そろそろ親とお金の話をしてください

そろそろ親とお金の話をしてください

安田 まゆみ

株式会社 ポプラ社

離れて暮らす親の老いは、子どもにとって心配の種。 そのひとつに「お金」の問題があるが、親子の間でもお金の話はなかなか聞きづらく、つい先送りにしてしまっている人が多い。 だが、もし親が認知症になってしまったら、…

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