投資のプロフェッショナルである機関投資家からも評判のピクテ投信投資顧問株式会社のマーケット情報。本連載では、社内外の投資のプロがマーケットの現状を語り合います。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報の動画番組を転載したものです。

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ビットコインETFの価格と基準価額が逆転

社内外の投資のプロをお招きし、今のマーケットを語り合うという番組、Pictet
Market Lounge。第42回はピクテ投信投資顧問株式会社資産運用コンサルティング本部長、北根久之氏との対談です。

 

萩野:ピクテ・マーケットラウンジへようこそ。本日は弊社の資産運用コンサルティング本部長・北根久之との対談です。北根さんとは初の対談ですね。お互い商品開発担当の出身ですから、今回は投資の商品開発の担当者から見た今のマーケット、ということでお話ししたいと思います。北根さん、よろしくお願いします。

 

北根:よろしくお願いします。資料を用意したので見ていただきたいんですが、ビットコインETFなんですけど、基準価額より市場価格が安くなっている状態です。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

萩野:まずは「ビットコインって何だ?」というところから始めましょう。皆だいたい知っていると思うけど、知らない人もいらっしゃるからね。ビットコイン…まあ「暗号通貨」ですよね。

 

北根:はい、暗号通貨。僕らが普通に使っているような日本円とか、アメリカで通用しているような米ドルとかの、中央銀行が発行しているものとは異なる通貨ですね。ちなみに「じゃあEdyはどうなの? Suicaは?」と気になる人もいるかもしれませんが、あれはあくまで日本円ですから、ビットコインではありません。

 

萩野:既存の通貨でビットコインは買えるよね。

 

北根:はい、円でもビットコインを買うことができます。日本円でいろいろな買い物ができるのと同じですね。円を使えばコーヒーも買えますし、ドルを買うこともできる。モノに換えたり、他の通貨に換えたりするのと同じように、ビットコインに換えることもできると考えるといいかなと思います。

 

萩野:ビットコインって色々な取引所で売買されているよね。ビットコインを買おうとすると、いわゆる「流動性」とか「取引量」とか、諸々のことを考えると…
 

 

続きはこちら ↓

 

<今回のトピック>

●ビットコインETFの価格と基準価額が逆転

●価格(PRICE)と価額(VALUE)

●流動性:換金のしやすさ

●ビットコインとETFと主要ETFとのサイズ比較

●「売買代金」と「時価総額」を最初に確認

●2005年-2009年のベトナム株価指数の推移

●米クラブハウス・メディア・グループの株価

●まとめ

 

【動画/商品開発の視点で分析するマーケット ~流動性リスクに用心~】

 

(2021年3月5日)

 

萩野 琢英

ピクテ投信投資顧問株式会社 代表取締役社長

 

北根 久之

ピクテ投信投資顧問株式会社 資産運用コンサルティング本部長

 

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