(※写真はイメージです/PIXTA)

投資のプロフェッショナルである機関投資家からも評判のピクテ投信投資顧問株式会社のマーケット情報。本連載では、社内外の投資のプロがマーケットの現状を語り合います。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報の動画番組を転載したものです。

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どうなる?今後のコモディティ価格

社内外の投資のプロをお招きし、今のマーケットを語り合う『Pictet Market Lounge』。第65回はピクテ投信投資顧問株式会社 客員フェロー・岡崎良介氏との対談です。

 

糸島:皆さん、こんにちは。ピクテ・マーケット・ラウンジへようこそ。ピクテ投信投資顧問の糸島です。本日は客員フェロー・岡崎さんをお招きして、また熱く語っていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

岡崎:よろしくお願いします。

 

糸島:今日はいきなり、いろんな話を…昨日若干、軽く打合せはしたんですけども。まあ、ほぼ打合わせはなしということで。

 

岡崎:いつものように(笑)。

 

糸島:いつものように、打合せはほとんどないんですけども(笑)。今日のお題としては、コモディティの話をしたいなと。直近では、原油価格も急騰して80ドル代半ばまで来ていますし、天然ガス、あと普通の銅とか鉄鉱石? 最近ではレアメタルで…昨日の日経新聞の夕刊のトップで「何だろう?」と思ったんですけど、トヨタのプリウスの関係するハイブリッドコンバーターという自動車部品が、盗難に遭いすぎて大変なことになっていると。

 

岡崎:それは困りますね。

 

糸島:まあ、今それくらい価格が上がっているんだということなんですけど、今日はズバリ、ここに切り込んでもらおうと思います。まさにコモディティ価格のところですが、いかがですかね?

 

岡崎:単純に値下げを求めても無理ですよね、殺到しているわけですから。たとえば、よく「供給サイドが産出や生産を増加させたら、それで需給は緩和される」みたいな、割と楽観的な話をする人もいますけども…。

 

糸島:一部にいらっしゃいますね。

 

岡崎:一部にいらっしゃいますが、そういうことは簡単には起きないと思うんですよ。コモディティの価格というのは、供給サイドのちょっとしたボリューム調整で循環するのもありますけども、基本的には景気循環ですよね。中期的には景気循環ですから、景気がある程度抑制される…もっと言うと、景気が悪くならない限り、今の統制はそう簡単には鈍らないというのが1つ目の結論。もう1つの結論は、…。

 

続きはこちら ↓

 

<今回のトピック>

●どうなる?今後のコモディティ価格

●コモディティ価格高騰の背景には累積する“マネーサプライ”

●景気循環VSマネーサプライ

●選択的消費の始まりか?

●コントロールされる“マネーサプライ”

●マネーサプライと米長期金利の関係

●好調な株式市場を先導するインデックス

●インフレ以上のリターンが必須の時代へ

●為替の見通し~新境地~

●化石燃料の需要見通し

●『脱炭素社会のトリレンマ』3つを同時に実現することはできない…

●日本にデフレなし~新境地~

 

【動画/『脱炭素社会のトリレンマ』経済成長、物価安定そして脱炭素】

 

(2021年10月28日)

 

 

糸島 孝俊

ピクテ投信投資顧問株式会社 ストラテジスト

 

岡崎 良介

ピクテ投信投資顧問株式会社 客員フェロー

 

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