(※写真はイメージです/PIXTA)

投資のプロフェッショナルである機関投資家からも評判のピクテ投信投資顧問株式会社のマーケット情報。本連載では、社内外の投資のプロがマーケットの現状を語り合います。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報の動画番組を転載したものです。

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円安を好みがちだが…「悪い円安」に注意

社内外の投資のプロをお招きし、今のマーケットを語り合うという番組「Pictet Market Lounge」。第66回の対談相手はピクテ投信投資顧問株式会社 シニアフェロー、市川眞一氏との対談です。

 

萩野:ピクテ・マーケット・ラウンジへようこそ。ピクテ投信投資顧問の萩野です。今日、市川さんと私でお話しさせていただきたいのが「悪い円安」。10月26日に市川さんがコメントを出されましたが、もっと詳しくお話をお伺いできればと思います。

 

市川:はい。このところ、円が113円台後半から114円台ということで、今年に入ってから105円、110円というところで動いていたんですけれども、ちょっと円安が進んできたかなという感じがあります。もともと、特に2010年、11年、12年あたりに相当な円高になり、これがデフレを加速させたこともありましたので、我々の頭の中には「円高=悪」というのが刷り込まれている部分があると思いますけども…。

 

萩野:そうですよね。

 

市川:ただ、冷静に考えてみると、たとえば日本の貿易収支は2000年代初頭くらいまでは大幅な黒字でしたので、円安になると、輸出については競争力として優位になると。そういうこともあって、円安を好む傾向が非常に強いんです。ただ今はですね、貿易収支はほぼトントンの状況になってきていますので、そういった中でずるずると円安になっているということは…。

 

 続きは【動画】へ ↓

 

【動画/“悪い円安”に注意、高まる物価上昇圧力と資産運用の備え】

 

(2021年10月28日)

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『“悪い円安”に注意、高まる物価上昇圧力と資産運用の備え』を参照)。

 

萩野 琢英

ピクテ投信投資顧問株式会社 代表取締役社長

 

市川 眞一

ピクテ投信投資顧問株式会社 シニアフェロー

 

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【ご注意】
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