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新興国投資で抱えるトラウマ「為替」
社内外の投資のプロをお招きし、今のマーケットを語り合うという番組、Pictet
Market Lounge。第40回はピクテ投信投資顧問株式会社投資情報部長、野中靖氏との対談です。
萩野:ピクテ・マーケットラウンジへようこそ。本日は弊社の投資情報部長、野中靖氏との対談です。野中さん、よろしくお願いします。
野中:よろしくお願いします。
萩野:前回の対談は昨年の9月末頃でしたね。話題性がないときに新興国に投資すべきだよ、というお話をしました。前回から約5ヵ月経ちましたが、結構、新興国市場が動いていますよね?
野中:そうですね。堅調というか、順調に上昇してきています。いわゆる先進国を上回るペースで来ていて、動きとしてはやはり非常によくなっていると思います。
萩野:ただ一方で、実際の投資信託市場の売買動向とかを見ていると、新興国の株式関連のものってサッパリなんですよね。見ていると、まったくもって相手にされていないような状態。
野中:はは、確かに(笑)。
萩野:あと、よくトルコとかブラジルの債権で結構痛い目に遭った人の話がよく出てきますよね。
野中:そうですね。為替が非常に下がってしまって、それで苦労している人が多いようです。
萩野:足元の株式市場は動いているんだけれども、まったく人気がないと。…言い切ってしまっていいのかな(笑)。
野中:たぶん、そういう意味でイメージがよくないのかなと思います。ただ中身を見ますと、実は…。
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<今回のトピック>
●新興国投資で抱えるトラウマ「為替」
●“中国の景気回復”が各国GDPを押上げる要因に
●資源価格上昇の背景も“中国の需要増加”
●資源国ブラジルに要注目
●振り返って気付く「投資のタイミング」
●MSCI新興国株価指数の約6割を占める「中国、台湾、韓国」
●「業種別」でみる新興国株式
●グロース株(成長株)からバリュー株(割安株)の流れに要注目
●“素材系”に動きあり
●需給のひっ迫が価格高騰を招く恐れも
●新興国株を“持たざるリスク”
●企業業績は“4-6月期ボトム”が市場コンセンサス
●ロシアはどうか?
【動画/持たざるリスク”顕在化の兆し~新興国株式市場の意外な姿~】
(2021年2月19日)
萩野 琢英
ピクテ投信投資顧問株式会社 代表取締役社長
野中 靖
ピクテ投信投資顧問株式会社 投資情報部長
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