「木造の家」「鉄コンの家」どっちが住みやすい?まさかの答え

「無機質な感じがしてちょっと…」といった声も聞かれるコンクリート住宅ですが、遮音性や耐熱性は木造住宅を凌駕することも。木造と鉄コン、どちらの利点も兼ね備えた最強の住宅ってなんでしょうか? ※本記事では2018年3月刊行の書籍『安心・快適な家を手に入れたい! 鉄筋コンクリートでマイホームを建てる』より一部を抜粋したものです。

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鉄コンの家・木造の家「どちらがいいの?」の答え

工法住まいを手に入れるには大きなコストがかかります。設計や建築、地盤改良といった一連の作業に要する費用の合計が住まいのコストです。特にRC造の住まいは木造に比べ建築費が割高ですから、「RC造で建てたいが予算が……」という人は少なくありません。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

そこで、たどり着いたのが木造とRC造を組み合わせて住まいを造る「ハイブリッド工法」です。

 

一階だけや一部屋だけなど、住まいの一部にRC造を採用し、その他の部分は木造にすれば費用はぐっと抑えられます。例えば打ちっ放しの壁を楽しみたいというニーズがある依頼主なら、すべての壁面をRC造にしたいのかどうかを尋ねるのです。

 

実際、完全なRC造の住まいの場合でも、デザインの観点から四方の壁の一部に別素材の壁材を張り付ける人は少なくありません。リビングの壁の一部をRCにするだけでも、コンクリート壁の存在感はしっかりと出ますし、センスよく一体化できれば、異なる素材の調和が、新たな価値のあるデザインを生み出すこともあるのです。

 

[図表1]ハイブリッド住宅の一例

 

外壁においても、外から見ていちばん目立つ壁面だけをRC造にすれば、センスが際立つ住まいを造れますし、庭木とのマッチングで自然の暖かみと都会的でクールな印象を併せ持った独特の趣が生まれます。

 

例えば、32坪の二階建て住宅で基礎と壁の一部をRC造にした場合、建築費用は1900万円程度です。すべて木造なら1800万円程度、すべてRC造なら2400万円程度ですから、手の届く範囲と考えることができます。

 

■強度、耐久性がアップし、維持・修繕費が軽減できる

 

ハイブリッド住宅を建てるとなったときに気になるのが「強度」だと思います。別々の建材を組み合わせるため、耐震性が劣るのではないかと心配する声をしばしば耳にします。

 

 

株式会社サンオリエント 代表取締役 一級建築士

岡山県倉敷市出身。1969年生まれ。
1987に岡山県立水島工業高校建築科卒業後、10年間大手建設会社にて現場監督、施工管理などを担当。退社後、独立行政法人国際協力機構の青年海外協力隊としてミクロネシア連邦、ブータンへ派遣され、建築指導に従事。2003年に株式会社サンオリエントを設立、代表取締役に就任。マンションや病院などの設計・施工管理の経験と実績をもとにしたRC造住宅の建築を得意とするほか、RC造と木造のハイブリッド住宅や木造住宅など、顧客の希望をもとに快適性と実用性を兼ね備えた住宅を提供している。
また、結露やカビの発生を防ぐ「遮熱材」や埃などの有害物質を吸着してシックハウス症候群を防ぐ新建材を使用するなど、クリーンかつエネルギー効率の良い空間づくりを追求。海外の活動で得た広い視野を持って、前例にとらわれない最高の家造りを目指している。

著者紹介

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安心・快適な家を手に入れたい! 鉄筋コンクリートでマイホームを建てる

安心・快適な家を手に入れたい! 鉄筋コンクリートでマイホームを建てる

磯崎 慎一

幻冬舎メディアコンサルティング

美術館やランドマークなどに使われ、高いデザイン性が認められながらも、「部屋に熱がこもりそう、寒そう」というイメージが強い鉄筋コンクリート造の住宅。 しかし実際には「夏は涼しく、冬は暖かい」という優れた居住性があ…

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