遮音性は?「ハイブリッド住宅」の意外な真実
■一部屋だけなら、特性を十分に活かして快適な空間に
RC造住宅には高い遮音性がありますが、この特性は住まいの一部をRC造にした場合でも、その恩恵にあずかれます。例えば一階の一部屋をRC造にして、音楽演奏用の部屋にするのもよいでしょう。
学生時代には学校や音楽教室などで楽器演奏を楽しむことができますが、社会人になると演奏する場所を見つけるのも一苦労です。木造の住宅の場合は自宅での演奏が近所迷惑になることもありますし、貸スタジオなどに頻繁に足を運ぶことも仕事があれば難しいはずです。
しかし、自宅の一部をRC造にすれば音漏れを気にせず楽器演奏を楽しめます。子どもに演奏を聴かせたり演奏法を教えたりするのも、親としての大きな楽しみです。あるいは「演奏はできないが聴くのは好き」という人の場合、音楽鑑賞のためだけに完全RC造は贅沢かもしれませんが、ハイブリッド住宅のシアタールームなら、家族みんなで大音響を楽しめます。また、最近では4Kなど高画質なテレビも出ていますから、それに見合う音質で映画やドラマ、ゲームを楽しみたいと考えるのも当然です。
その場合は、一階よりも地下や半地下など部屋の大部分を地面に埋めた造りのほうが、防音効果が得られます。音が漏れるのは出入り口と天井スラブからだけですから、遮音性と気密性の高い防音ドアを取り付け、スラブの厚みに配慮すれば、どんな楽器を演奏しても、ほとんど外には聞こえません。
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