「ここがヘン」中国人妻が見た、日本のサラリーマンの妙な文化

最近、若い世代を中心メジャーになりつつある「転職」ですが、転職に対する日本企業の考え方や、ちょっと気になる中国と日本のビジネスマナーの違いを2019年8月刊行の書籍『ながら起業 明日クビになっても大丈夫な働き方』より一部を抜粋・再編集し、解説していきます。

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「転職でリセット」「定年後はバラ色」って本当?

海外では転職は気軽にできますが、日本ではまだそこまでにはなっていません。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

確かに、若い世代を中心に転職という選択肢がメジャーになりつつありますが、「今の会社で働き続けるのはツラいけれど、転職は怖い」と考えている人は、いまだ大勢いるのではないでしょうか。

 

私は日本に来てからも経験を積むために4社で勤めてきましたが、それ以上転職するのは難しいと主人から言われました。日本では一つの会社で10年、20年勤めるのが当たり前なので、5、6年で転職するのはかえってマイナスになると、そのとき初めて知りました。

 

しかも、30代後半になってからの転職はなお難しいと聞き、「経験を積んでいる世代がいちばん市場で求められているはずなのになぜ?」と不思議に思いました。

 

転職回数が3社以上になると「転職が多すぎるのは、性格に問題があるのでは?」「すぐにうちの会社も辞めてしまうかも」と思われて採用されないといいます。転職回数よりもその人が今までの会社で何をしてきたかが重要だと思うのですが、終身雇用の弊害がまだ根強く残っているのだと感じます。

 

だからといって、転職したら今までの生活がすべてリセットできるわけではありません。

 

私も4社勤めてみて感じたのは、どこの企業でも日本ならではの慣習や独特の文化、暗黙のルールなどがあり、それほど状況は変わりません。女性だから出世は難しいというのはどこの企業でも同じでしょうし、20代、30代が役員になることは日本の企業ではほぼあり得ないと思います。外資系企業や若手が経営しているベンチャー企業に転職しない限り、今の状況をリセットできないでしょう。

 

今の企業では身に付けられないスキルを身に付けたい、将来独立するための勉強をしたい、といったポジティブな理由があるのなら転職すべきですが、今の会社にそれほど不満がないのなら、そのまま定年まで勤めるほうが安泰なのかもしれません。

 

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インダストロン株式会社 コンサルタント

電気機器業種大手一部上場企業でグローバル事業シニアマネージャーを務め、中国子会社の買収や海外会社のM&A、事業提携等の業務をこなしつつ、夫が起業したインダストロン株式会社のコンサルタントを務める。
1994年に中国北京大学を卒業後、中国郵政省国家公務員として、全国ネットワークバンキングプロジェクト(現・銀聯カードのシステム基盤)に参画。来日後は住友金属、デロイトトーマツコンサルティング他において、オープン系システムの構築、日系企業の海外進出ビジネスコンサルティングに携わる。2010年には当時所属会社のグローバルビジネス推進への貢献により全社特別賞を受賞した。
会社で安定的な収入を得ながら起業で戦略的なキャリアを構築するという自らの働き方を「ながら起業」と命名。自由度の高い次世代の働き方として、提唱と普及に努めている。

著者紹介

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小野 りつ子

幻冬舎メディアコンサルティング

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