日本各所に点在する、高級住宅地。どのようにして高級住宅地となったのか、その資産価値はどれくらいなのか。富裕層が住む、知られざる高級住宅地のストーリーを紐解いていきます。今回ご紹介するのは、兵庫県芦屋市六麓荘町。

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住居の保有形態をみていきましょう。持ち家は209世帯で、持ち家率は93.3%。民間の借家は2、給与住宅は8と、ほぼ持ち家で構成されています。次に持ち家率をみていくと、区平均を27ポイント近く上回る77.27%。また一戸建ての割合も区平均を31ポイント近く上回る62.28%。成城の高級住宅地に住む世帯の5人に4人が持ち家で、3人2人が恐らく豪邸であろう一軒家に住んでいます。

 

続いて、就業している人の属性をみていきます六麓荘町に住んでいる650人のうち、15歳以上の就業者は253人。役員含む雇用者は204人、自営業者は30人、家族従業者は6人。職業分類別にみていくと、最も多いのが富裕層の代名詞でもある医師を含む「医療、福祉」で53人、不動産・物品賃貸業が45人、製造業が41人となっています。

 

2020年公示地価をみていくと、芦屋駅24分のほぼ整形地の箇所で28万円/㎡。単価は決して高くありませんが、面積が2000㎡以上で、総額9.5億円。町内で公表されているもう一つの地点は1800㎡で、3.5億円。真の富裕層でなければ、購入は難しい価格帯です。

 

そんな六麓荘町に住みたいという人は、町内会に入会する必要があります。その際、賛助金50万円のほか、毎年の町内会費や積立金がかかります。これらは街の美観を保つため、町内施設の運営などに使われます。先人の想いを受け継ごうと、住民同士の結束は固く、コミュニケーションも活発に行われれています。

 

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