投資期間から考える「短期投資」と「長期投資」
買ってから売るまでの投資期間としては、短期投資と長期投資という2種類の手法が考えられます。
ただし、これは便宜上大雑把にそう分けただけであり、例えば短期投資でも細かくいえば、数秒や数分などごく短時間で売買をおこなうスキャルピング、1日で売買を完結させるデイトレード、数日から数週間で売買をおこなっていくスイングトレード、などの手法があります。
そして長期投資といっても、半年から1年程度の場合もあれば、数年の場合も、永久保有を目指す場合もあります。
短期投資では早く利益を確定させることができる一方で、損失ももちろん早く確定してしまいます。
長期投資では売買回数が減るため、手数料を減らし、売却益にかかる税金の支払いも先延ばしにすることができます。また、成長株をうまく買えた場合は、その株の保有期間に応じて資産を増やし続けることができます。ただし、銘柄選択を間違えて長期投資をした場合は、たいしたリターンを得られないことになります。
「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」
投資する銘柄や投資するタイミングの分析法としては、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析という手法があります。
ファンダメンタルズ分析は、決算書などの各種情報から、その企業の基本的価値を分析する手法です。「基本的価値に比べて株価が安い」などと考えられる状況は、投資のチャンスとなります。
一方のテクニカル分析は、チャート分析とも呼ばれ、株価チャートの動きを観察し、買いのタイミング・売りのタイミングを計る手法です。
そのビジネスを分析するのがファンダメンタルズ分析で、売買タイミングを分析するのがテクニカル分析だといえます。主に片方で分析をする投資家もいれば、両方を取り入れる投資家もいます。
■まとめ
自分に合った株売買手法を身につけよう
成長株投資と割安株投資、大型株投資と小型株投資、短期投資と長期投資、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析、といった手法が株売買にはあります。
そして人それぞれで資金量や適性、環境が違いますので、各手法の特徴を理解したうえで、より自分に合った手法を身につけていきましょう。
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