投資対象の性質から考える「成長株」と「割安株」
まず投資対象の性質で分類し、成長株投資と割安株投資の2種類の投資手法を考えることができます。
米国市場のAppleやAmazon、Alphabet(Google)などが典型的な成長株といえます。年々利益を積み増していく傾向があり、PERやPBRなど代表的な指標で見ると、株価は割高となっています。しかし、今は割高でも、今後利益を増やしていくので、実はそう割高ではないと市場が判断しているのです。
一方、成長性こそ感じられないけれど、割安な状態で放置されている銘柄もあります。日本の銀行や資源・素材メーカーなどが、2020年10月現在では割安だといえるでしょうか。市場の風向きが変われば株価が上昇してキャピタルゲインも狙えますし、これらの銘柄は配当利回りも高めな傾向がありますので(だから割安であるともいえるのですが)、インカムゲインを狙った投資をすることもできます。
ただし、成長株はあまりに割高で買ってしまうと思わぬ株価の下落に遭遇する可能性がありますし、成長が予想通りに続かない可能性もあります。割安株も、万年割安でたいしたリターンにならないという可能性もありますので、それらの点には注意が必要です。
投資対象の規模から考える「大型株」と「小型株」
次に投資対象の規模で分類すると、大型株投資と小型株投資の2種類の投資手法を考えることができます。
ここでいう大型・小型とは、時価総額(株価×株式数)の大きさであり、つまり市場における「その会社の値段」でもあります。
日本では、トヨタ自動車、ソフトバンクグループ、ソニーなどが時価総額の高い大型株です。有名企業は大型で、無名企業は小型、という傾向がやはりあります。
大型株は日経平均株価などの各種指数に採用されているため、投資信託を通じた売買も多く、市場全体の動きに影響を受けやすいといえます。
一方の小型株は、それとは無関係な動きをすることも多く、新興小型株は時に10倍や100倍に値上がりすることもあります。
安定性の高いのが大型株、安定性には劣るがビッグチャンスがあるのが小型株だといえるでしょうか。
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