年金消失「虚偽で大金溶かした」破綻懸念のなか…日本人絶句

本記事は、書籍『インフレ時代の投資入門』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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「投資は怖いからいいや」の大誤解が多すぎる

「投資」は怖い、と感じられる人もいることでしょう。しかし、皆さんの多くはそれと気づかぬうちに「投資」商品を購入しています。例えば、あなたが銀行に預けたお金は、銀行によって「投資」に回されています。たとえ銀行が「投資」に失敗したとしても、倒産しない限りあなたにはツケが回ってこないので、関係ないといえばそれまでかもしれませんが、銀行が企業に対する資金の融資も含めて「投資」をなりわいにしていることは知っておいてもいいはずです。

 

なぜなら、それは銀行自身が普通預金や定期預金よりも、他の「投資」にお金を回したほうがよほど効率よく利益を出せると考えていることを示しているからです。例えば、多くの銀行は、預金を通して集めたお金で国債を購入しています。なぜならば、預金の金利よりも国債の金利のほうがわずかですが高いからです。国債は国の借金ですから、よほどのことがない限り安全な投資商品です。

 

銀行の預金も、最終的には国が保証しているので、安全度でいえばほぼ同じといってもいいかもしれません。だとするならば、私たちが直接国債を購入すれば、銀行にお金を預けるよりも利益を出せるのではないでしょうか? 実際には、金利だけではないメリット・デメリットがあるので一概にはいえませんが、そのような思考実験をしてみることが「投資」の第一歩といえるでしょう。

パインブリッジ・インベストメンツ株式会社 代表取締役社長

学習院大学経済学部卒業後、1985年に野村證券投資信託委託入社。日本株式運用、総合企画、秘書室勤務を経て野村アセット・マネジメント・シンガポール、野村ブラックロックで幅広い資産運用ビジネスを経験。その後、メリルリンチ・インベストメント・マネジャーズのディレクターを経て、2002年5月に投資信託本部長としてAIG投信投資顧問(現 パインブリッジ・インベストメンツ)入社、その後、常務執行役員投資信託本部長を経て、2011年6月から現職。日本証券アナリスト協会検定会員。

著者紹介

パインブリッジ・インベストメンツ株式会社 執行役員 グ ローバル・マルチアセット運用部長

慶應義塾大学商学部卒業後、1987年に三井生命保険入社。1993年より同社英国投資顧問現地法人に勤務し、ロンドン・シティからグローバルな株式・債券投資を行う。その後、スカンディア生命保険、三井住友海上シティインシュアランス生命保険を経て、2004年にAIG投信投資顧問入社。その後、執行役員 運用本部長兼グローバル・バランス運用部長を経て、2013年1月より現職。日本証券アナリスト協会検定会員およびCFA協会認定証券アナリスト。

著者紹介

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本連載は、2014年7月29日刊行の書籍『インフレ時代の投資入門』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

インフレ時代の投資入門

インフレ時代の投資入門

杉浦 和也・前野 達志

幻冬舎メディアコンサルティング

仮に今、あなたに1000万円の預金があるとしましょう。安倍内閣が掲げるインフレ目標2%が今後毎年達成された場合、その預金の価値は毎年2%、つまり20万円ずつ目減りしていくことになります。預金の金利はもちろんつきますが、現…

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