2000年、部長の給料は63万6,3000円、課長は51万7,300円、係長は40万1,000円。2018年まで非役職者は20~24歳と限定し調査が行われていましたが、2000年で20万4,3000円。2000年を100として2018年と比較すると、部長は103.7、課長は103.8、係長は100.0、非役職者は106.1。役職なしの会社員の上昇率と比べて、役職者の上昇率は少々物足りなさを感じます。
実際には、年齢が上がるにつれて給料は増えていくものなので(もちろん例外もあります)、本当に給料が増えていない人は稀でしょう。しかしOECD(経済協力開発機構)の主要13カ国名目賃金上昇率は、日本だけがマイナスを記録し、四半世紀前に比べて、日本だけが減っているとも言われています。
このような状況から、やはり日本人の多くは「給料があがらない……」と愚痴をこぼしてしまいます。内閣府は2012年12月から続いた景気拡大が終わり、景気後退局面に入ったとしました。それまでは景気がよかったということですが、「政府が言うほど、景気はよくないし、給料も増えていない」というのが実感するところ。これは「国民のために働く」と宣言した菅首相に期待するしかありません。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】