日本各所に点在する、高級住宅地。どのようにして高級住宅地となったのか、その資産価値はどれくらいなのか。富裕層が住む、知られざる高級住宅地のストーリーを紐解いていきます。今回ご紹介するのは、品川区・長者丸。

 

続いて、就業している人の属性をみていきます。15歳以上で就業しているのは1,563人。職業分類別にみていくと「学術研究、専門・技術サービス業」が最も多く11.5%。「情報通信業」「卸売・小売業」と続きます。また「医療・福祉」は4番目に多い8.8%で、医師を始めとする医療関係者が多く住んでいます。さらに就業者の17%、6人に1人は役員と、こちらも高い割合になっています。

 

さらに邸宅街に焦点を絞ればその割合は高くなるかもしれませんが、長者丸は高級住宅地らしく、富裕層の代名詞である医師や企業の重役が多く住むエリアです。

 

2020年公示地価をみていくと、上大崎2丁目のなかでも通りから奥にはいった目黒駅徒歩9分あたりの住宅地で、380.2万円 /坪(115.0万円 /㎡)。該当の地は70坪を超える邸宅で、土地だけで2億8,000万円超。本当の富裕層が住む家といえるでしょう。

 

「恵比寿」や「目黒」に近いため、幹線道路沿いにはよくあるマンションが建ち並んでいますが、一本奥に入った高台には、まさに邸宅街。「長者丸」と聞いて、ピンと来る人は決して多くはありませんが、正真正銘、富裕層だけが住む高級住宅地が広がっています。

 

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