あなたは「突き進むウサギ」タイプ?それとも…
サポーターは、外向的と内向的の軸では外向的、直感的と五感的の軸では中間ぐらいに位置します。性格的な特徴としては、社交的で、人間関係や信頼関係を築くことができ、関係を構築した人やチームに対しては強い忠誠心を持ちます。また、チームやネットワークづくりを得意とする一方、数字や計算、事務作業は不得意です。
この結果を見て、僕は妙に納得しました。性格的にコーチングのようなサポート職が向いていると分かったことも収穫ですが、それ以上によかったのは、過去に取り組んできたアフィリエイトやネット転売がうまくいかなかった理由が分かったことです。
アフィリエイトやネット転売は、稼ぐための方法や改善策をじっくり考える仕事です。外向と内向の軸で見ると内向的な要素が求められるため、社交性はあまり必要なく、HOW(どうやって)を考えることが求められます。物事の細部にこだわり、完璧を求めて根気よく取り組む力なども求められます。
性格的な特徴としてそのような要素を持っていない僕が、この分野の仕事を楽しむのは難しかったのだ。そうした結論が得られたのです。
■ウサギかカメか。自分のタイプを見極める
性格分析は、あくまで自分を知るための方法の一つに過ぎません。僕は基本的には疑り深い性格ですから、診断テストをやってみた時も「何かの参考になればいい」という程度の気持ちでした。しかし、僕がサポーターであるという診断結果は不気味なくらい当たっていると感じました。
それまでは言語化できていなかった、漠然とした感情とその理由が、診断結果を通じて言語化され、明瞭になりました。僕がこれまでやってきたことは、性格的な適性がまったく合っていなかったのだ。その気づきから、性格的な適性に合う仕事を見つけるほうが成功率は高くなるだろうと思うようになりました。
現在コーチングで支援しているフリーランスの人たちを見ても、性格に合う仕事や性格に合った仕事の進め方をしている人は、ストレスがなく、仕事も人生も楽しんでいるように感じます。
例えば、前述した4つの要素のうち直感的か五感的かという軸で分けていうと、直感的な人は自分のアイデアがうまくいくと信じ、行動します。ウサギとカメの寓話に当てはめるなら、ウサギタイプです。
このタイプの人には、直感に従いどんどん突き進みましょうとアドバイスします。挑戦し、経験し、身をもって学習するのがこのタイプの人の長所ですから、失敗しても大丈夫、再挑戦できるから問題ないと伝えています。この後押しを受けて、直感的なウサギタイプの人は急ピッチで事業を成長させます。