「やっぱり向いていない…」と気づいてしまったときも
■再挑戦できる余裕を残す
スモールスタートすることで、ダメージコントロールを図ることもできます。最初から大きく投資し、時間と労力のすべてを注ぎ込んでしまうと、当然失敗した時のダメージが大きくなります。「やっぱり向いていない」と気づいてしまった時にも、これまでかけてきた時間と資金を考えれば、きっと後戻りできなくなります。
しかし、小さくスタートしたなら、失敗した時のダメージが小さく収まります。すぐにそこから立ち直り、次に向かえます。
飲食店を1店舗出す時にかかる費用があれば、10万円でスタートできる仕事に数十回挑戦できます。こうして何度も挑戦できるということが、すなわち、成功の確率を上げることにつながるのです。
僕の場合も、アフィリエイトで失敗し、ネット転売で失敗し、そのほかにも何個か失敗を積み重ねて、ようやくコーチングにたどり着きました。もちろん、失敗せずに1回でやりたいことを仕事にできるのが理想ですが、失敗を完全に避けることはできません。
重要なのは、失敗する可能性を受け入れながら、成功するまで諦めないことです。何回目で「これだ」と思える仕事と出合えるか分かりません。何回目だったとしても、結果的にその仕事にたどり着ければよく、それまでの失敗に耐えられればいいのです。そのためにも、スモールスタートが重要なのです。