特徴：決断が遅い人、どっちでもいいという人にイライラする。世の中には白か黒しかないと思っていて、中間は存在しないと思っている。

Why？　なぜ怒る：優柔不断さを、まじめに考えていない、自分と真剣に向き合っていない 証拠だと考えてしまい、そういう態度に怒りの感情が湧き上がってくる。

世の中には白か黒しかないと思っている

なんでも白黒をはっきりさせなければ気がすまないのは、完璧主義の人によく見られる傾向です。敵か味方か、好きか嫌いか、必要か不要か……。人や物事を、瞬時に2つに分類してしまうところがあり、どちらともいえないとか、どっちもいいといった、グレーの存在を受け入れることができません。

いつまでも迷っている人を見ると、あからさまに嫌な顔をしたり、「どっちなの？」「はっきりしてよ！」と強く迫ったりします。こういう人には嘘でもいいから「これ」と答えを言ってあげるのも1つの方法。相手はそれだけで気持ちが落ち着くかもしれません。

しかし世の中には、役立たないけどかわいい物、おいしいかどうかはさておき、なぜか癖になる味など、白黒はっきり分けられないものがたくさんあります。とくに人間は複雑です。善人にも悪人にもなり、一筋縄ではいきません。単純に分けられないから面白いのです。

もし、あなたが優柔不断な人にイライラしてしまうことがあったら、その人は自分より複雑で豊かな感性を持っているから決められないだけかも、と寛大な気持ちで接するように心がけましょう。それが自分の感性を広げることにも繋がるのです。