「ネズミに靴履かせたら面白そう、作ってみよ!」衝撃結果が…

「駆除すべき対象としてしか見ていなかった生き物に対して、ネズミさんたちと呼びたくなるほどに親しみを感じている」「解き明かして得たネズミさんたちの習性が、今後のドブネズミ駆除に役立つのであれば、私にとってこれ以上喜ばしいことはない」――ネズミ捕獲のプロ・山﨑收一氏は書籍『捕獲具開発と驚くべきネズミの習性』(幻冬舎MC)で、そう語っています。

想像するだけで面白いことこの上ない、から作ってみた

1 ネズミに靴を履かせる作戦

 

これは、現場でネズミと格闘中に思いついたアイデアである。もちろん沢山のネズミを何とかしたいと思って考えている最中に閃いた。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

クマネズミの足には人間の手にある指紋のようなヒダヒダがあり、何かをつかんで登る時に有効である。暗視カメラにはその様子が写っていて、ステンレス製の調理台の足を登る際に、ステンレスの板をつかんで一旦停止し、周りの様子をうかがっていた。一気に駆け上ると思っていたので、これも驚きであった。

 

この仕掛けは、そのヒダヒダのついた便利な足に靴を履かせて登れなくしたら面白いだろうという思いつきだけで作ってみた。

 

金属の靴を履かせることができたら、天井に穴をあけて餌場に降りてきた場合、巣に戻れなくなったネズミのカチャカチャというタップダンスのような足音が厨房に響き渡るかもしれず、想像するだけで面白いことこの上ない。

 

しかし、そのネズミをどう処理するのかということが問題になる。ネズミは前足を使って餌を確認しながら食事をするそうなので、食事がうまくとれないことと巣に戻れないストレスで死ぬのではないかと想像しつつ、とりあえず作ってみた。

 

なかなか捕まえられないクマネズミ(写真/PIXTA)
「鼠小僧」の代表、クマネズミ(写真/PIXTA)

 

薄い金属の板を曲げて小さな箱にし、足を突っ込んだ場合に足に食い込んで抜けなくなる構造にした。広さが4㎡ほどの飲食店の厨房の土間に並べて設置し、中央に小さく切った食パンを山盛りにして置いた。

 

私は、捕獲にあたっての餌は食パンと決めている。食パンはネズミの大好物で、出来立てのパンは匂いが強く、厨房に匂いは充満し、その存在はすぐに周囲のネズミに認知されるからだ。ネズミの生息の有無を確認する手法として食パンを用いるのも、そのためである。

1945年3月、大阪府豊能郡で生まれる。大阪市在住。 大阪府立大学農学部卒。 過去に出版経験なし。

著者紹介

連載捕獲具開発と驚くべきネズミの習性

捕獲具開発と驚くべきネズミの習性

捕獲具開発と驚くべきネズミの習性

山﨑 收一

幻冬舎メディアコンサルティング

ネズミにも感情がある!? 古くから人は、ネズミを捕獲するためにさまざまな仕掛けを考案してきた。しかしながらクマネズミだけは、そのいずれをもってしてもほとんど捕まえることができずにいる。それは何故なのか。新たな捕…

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