詰め込み英才教育はあながち間違っていない?
欲しいものリストを100個書き出したら、それを1個に絞る。そうしたら1個は割と叶う――そう言われても、意味がわからない人が多いでしょう。「その理論ってどういうこと?」と思う人も多いでしょう。なので、ここでその考え方の原理について説明しましょう。
僕の中での大前提として、「自分がなんとなく欲しいもの100選があったときに99個あきらめたら、大抵1個は手に入る」ものだと思っています。
ちょっと極論ですけど、1つ例を挙げると「プロゴルファー」とかがわかりやすいと思うんですよね。
たとえば、小学生の頃の自分がどうしてもプロゴルファーになりたいと思ったとします。じゃあ、どうしたらプロゴルファーになれる確率を上げられるのかといえば、単純化して考えてみれば、要は「ゴルフに関係ないすべての生活をあきらめちゃう」ことですよね。
よく学校とかほぼ行かずに、英才教育でゴルフの練習させられてる子どもとかいるじゃないですか。勉強とかゲームとか友達付き合いとか恋愛とか全部捨てて、朝から晩までゴルフボールを打つ、みたいな。
実際、特に中国のプロゴルファーの卵とかは、親にそうさせられてるケースが多いみたいですけど、ここまですればプロになれるかもしれない(たぶんなれないけど)。
少なくとも99個あきらめない人よりは、なれる確率が圧倒的に上がります。
要はああいうことを指しています。
僕は「嫌なことはやりたくない」が最優先事項
たとえば、僕自身なら「嫌なことはやりたくない」が100個の欲求のうちで一番大事な1個です。
だからその代わり、「いっぱいお金を稼ぐ」とか「うまいものが食いたい」とか「いい場所に住みたい」とか……そういう僕にとって些末だと判断した99個の欲しいものたちはあきらめているわけです(まあ「物欲センサー」〔ゲーム上のガチャとかで、欲しいアイテムほど手に入らないのに、いらなくなると途端に手に入る、という意味のネットスラング〕が働くのか、欲しいと思ってないから逆に手に入っちゃったりするんですけど)。
あとは、「人と話すことが苦じゃない」「奢られることに心理的負担がない」「食にこだわりがない」……的な僕にとってストレスじゃない要素が合わさった結果、一番大事な「嫌なことはやりたくない」が叶って、プロ奢ラレヤーって形に着地していたりします。