どこの街に住むかの選択は、仕事やプライベートに大きな影響を与える。さらに家賃が家計支出の大きなウェイトを占めることを考えると、居住地は資産形成までも左右するといえる。総合的に考えて住みやすい街はどこなのだろうか? 20代後半から30代前半の単身会社員の住み心地を考えていこう。今回取り上げるのは、京王線「仙川」。

 

さらに駅前の通りから一本外れた松原通りを南へと進むと、コンクリートの打ちっぱなしの建物が並ぶ、統一感のある一角が現れます。世界的建築家、安藤忠雄氏が手掛けた建物群で、アートミュージアムや公共施設、住宅が一体となっています。

 

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「安藤ストリート」とも呼ばれる一角ができたきっかけは、1992年に認可された都道計画。ある地主が持っていた土地が、新たに作られる都道によって、利用価値の低い細い三角形の土地に細分化されてしまうことになりました。さらにその地主に相続問題が勃発し、相続税は驚くほど巨額になったとか。そのため土地を売却することも選択肢だったといいますが、一方で、特異な地形を活かして統一感のある街並みを作りたいという夢をもっていたといいます。その考えに、市や民間企業、そして安藤氏も共感し、一大プロジェクトに発展。今では海外から建築ファンも訪れるというスポットになりました。

ランキングには登場しない「仙川」の住みやすさ

そんな仙川の居住地としてポテンシャルはどうでしょうか。「仙川」は長らく各駅停車しか止まらない、ローカルな駅でした。しかし2000年代に入り、まずは快速の停車駅に、そして2015年には区間急行が止まるようになるなど、使い勝手は良くなっています。平日8時に「仙川」を出発した場合、「新宿」26分、「明大前」乗り換えで「渋谷」30分。「笹塚」で京王新線に入り、「新線新宿」で都営地下鉄新宿線と直通運転を実施。都心へのアクセスも確保されています。また「仙川」は京王線の単独駅ですが、バスで「三鷹」や「成城学園」に向かうことも可能です。

 

一方で、道路事情はよくありません。駅北側の甲州街道は慢性的な渋滞が懸念。ほかに駅周辺に目立った幹線道路はなく、道は全体的に細く、入り組んでいます。自転車のときも十分に注意する必要があるでしょう。

 

駅周辺をみていくと、南口エリアに「京王ストア」や「西友」、「クイーンズ伊勢丹」、北口エリアには「いなげや」と、スーパーが点在。さらに「ココカラファイン」や「ミネドラッグ」「トモズ」「サンドラッグ」など、大手ドラッグストアも点在してるので、最寄り品の買い物で困ることはありません。またスーパーは、深夜までやっていたり、24時間営業してたりと、時間が遅くなりがちな単身者でも嬉しい限り。

 

また商店街には飲食店も多く、バリエーション豊か。ファストフードやファミレス、牛丼店、定食店など、大手飲食チェーン店も豊富で、おしゃれなカフェも多数立ち並びます。オンもオフも楽しめるほどの充実度です。

 

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