株式投資には、著名な投資家が言ったものから、機関投資家が言い始めたものまで、名言がつきものです。ただ経験の浅い個人投資家は、名言の真意がわからないまま、ということも。そこで今回は、株式投資において有名な名言を取り上げ、その真意を検証していきます。※本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する、株式会社ソーシャルインベストメントでトレーダーとして活躍する川合一啓氏が、個人投資家が株式市場で勝ち続けていくための極意について説明していきます。
結局は「バフェットの名言」がしっくりくる
最後にもう1つ、ウォーレン・バフェット氏の名言を紹介しておきます。
「少額でいいですから、投資をしてください。本を読むだけではダメです」
結局、そういうことなのではないでしょうか。
名言という言葉による情報は、ある面では真実を示しているのかもしれません。しかし、相場の状況も投資家個人の状況もそれぞれですし、不変でもありません。ですから、どんな時も、どんな投資家にも通じる名言というのは、決してないのではないでしょうか。
結局、名言を心に留めておきながらも、実践の中で自分だけの投資法を確立していくことが、何より大切なのかもしれませんね。
まとめ
株の世界には昔から言い伝えられている数多くの名言が存在しており、それら1つ1つには、確かに納得できる要素があります。
しかし、それぞれが矛盾しているものや、実践することが難しいものも少なくありません。
ですから、それらを心に留めておきながらも、実践の中で自分だけの投資法を確立していくことが、何より大切だといえるのではないでしょうか。
株式会社ソーシャルインベストメント
取締役CTO
2013年、現在につながる株式投資手法に出合い、ソニーグループで会社員をしながら200万円を元手にトレードを開始。2014年には専業トレーダーとして独立し順調に資産を伸ばす。2016年、わずか1ヵ月で全財産3,000万円をなくし、タクシー運転手として再就職、再び兼業トレーダーとなる。2017~2018年、年利300~400%達成。2019年、株式会社ソーシャルインベストメントにて、多くの教え子を稼げるトレーダーへ導くべく活動している。
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