「青砥」はいわゆる下町エリア。細い路地に飲食店が並ぶ「青砥北口仲通り商店街」など、昔ながらの街並みが残る一角もありますが、駅周辺はそこまで昭和ノスタルジーを放つほどではありません。駅に直結する「ユアエルム青戸」は、スーパーや100円ショップ、書店、CDレンタルなど、日常使いに便利な店が揃う商業施設。また駅の西側に「青戸銀座商栄会」「青戸サンロード商店会」「北ウイング青戸商店会」、川が迫る東側に「青戸駅前通り商交会」と商店街があり、ちょっとした繁華街を形成しています。
人通りも車通りも、そこまで多くなく、すべて程よい、長閑な雰囲気を醸し出している駅です。
葛飾区は、23区でも家賃の安さが際立つ
居住地を選ぶ際、最重要視するひとつが家賃ですが、葛飾区は東京23区でも一、二を争うほど、家賃がリーズナブルなことで知られています。では「青砥」周辺の家賃相場は、というと、駅徒歩10分圏内の1Kの平均家賃は6.56万円、11分を超えると4.7万円。東京都葛飾区の同条件、駅徒歩10分圏内の平均家賃は6.03万円、11分を超えると5.53万円(図表1)。「青砥」周辺は、駅に近いエリアは区の平均を上回っていますが、駅から離れるとリーズナブル感が増します。
厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」によると、都内勤務の男性会社員の平均月給は、25~29歳で27.5万円、30~34歳で34.1万円です(図表2)。企業規模によって平均給与は異なりますが、そこから住民税や所得税などを差し引いた手取り額の1/3以内を適正家賃と考えると、都内勤務20代後半は6.9万円、都内勤務30代前半は8.5万円です。
20代だとまだ給与は低いから23区内の駅近に住むのは難しそう……と考えがちですが、「青砥」駅周辺であれば、20代会社員の適正家賃内で、駅近の物件が借りられます。ただ大手検索サイトで、20代会社員の適正家賃内、駅徒歩10分内で見つかる単身者用の物件の半数は築30年以上の築古物件。新築物件の供給は多くないエリアなので、比較的新しい物件が希望なのであれば、築10年前後を目安に探しましょう。
また単身の会社員にとって、勤務先までの時間も重要な要素ですが、「青砥」は交通の利便性も申し分なし。JR山手線と接続する「日暮里」は11分、「日本橋」20分、「大門」28分、「品川」38分(所要時間は、平日8時に「青砥」を出発した際の目安)。7時台に4本、8時台に6本と、浅草線直通電車の始発があるうえ、都心へは30分圏内。さらに羽田、成田の両空港にもダイレクトにアプローチできるのもポイント。スカイライナーも停車するようになり、国内出張も、海外出張にも便利な立地です。
一方、環七や水戸街道などの幹線道路に近い立地ですが、その他の道は下町らしく、細く入り組み、自動車移動は大変です。平坦な道が多いので、移動は自転車が便利です。
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