もはや常識だが、難しい…健康でいるための条件4つ
最近では、お金をかけずにファストファッションをセンスよく着こなしたり、「健康的な美しさが何よりも大事」という価値観を多くの方が持ったりするようになってきました。
とても素敵なことだと思います。そこに「毎日をどう過ごすか」という視点がプラスされると、さらに日々の充実度がアップして、より輝く女性になることができそうですね。
私たちの生活はルーティンワークの積み重ねです。専業主婦の方でも、キャリアを持った女性でも、立場こそ違えど、その日一日を「どう過ごすか」で、10年後、20年後の自分が大きく変わってきます。今日、私たちが食べた物、今日、私たちが行ったことが、そのまま身体や精神状態に反映されていきます。
だから、今日一日をどうやって過ごすかが、とても大切なのですね。私は毎日、ワインが好きですし過度のストレスもありますし、スポーツは好きだけどトレーニングは嫌いっていう、まったくほめられない生活を送っています。ちょっと意識を変えて意識することが大事です。
偏った食生活や、極度の睡眠不足、長く続く精神ストレスなど、「身体に悪そうなこと」を続けていると、もともとの身体がどんなに丈夫な人でも、必ず何らかの不調が起こってきます。今さら言うまでもないことですが、
①必要かつ十分な栄養
②ほどほどの運動
③質のよい睡眠
④過度なストレスをためない
この4つの条件が満たされていれば、天災や事故に遭わない限り、この先何十年も健康で若々しい生活を送ることができるでしょう。
これは歯科医師として忙しい毎日を送る私自身が、常日ごろから自分に言い聞かせていることでもあります。でも実際はなかなか難しいものです。みなさまに私が実践していることを歯科医の立場からご紹介しつつ、改めて美しさと健康を保つための生活習慣について考えてみたいと思います。
食事のモットーは「たんぱく質」「野菜たっぷり」
4つの「健康でいるための条件」のうち、私が最も気をつけているのが食事の内容です。私たち人間は、植物と違って自ら栄養を作り出すことはできません。食べ物や飲み物など、外部からの栄養を取り込むことで、初めて生命を維持することができるのです。あなたの身体も私の身体も、これまで「食べてきた物」から作られています。
カロリーの高いものが好きな方なら、若いころに比べてお洋服のサイズが大きくなって「困ったわ。何とかしないと」と思っていらっしゃるかも知れません。
人に見られることの多い職業で、「絶対に太れない」と思っている方は、日ごろから節制していらっしゃることでしょう。
「何をどうやって食べるか」で、10年後、20年後の自分が決まるのですね。
私は太りやすい体質ですが、好きな食べ物が健康にいいといわれるもの(=太りにくいもの)なので、無理なく自然なダイエットができているように思います。体にいいと言われているものも食べすぎてしまうこともあり、これはいけませんね。
さらに、私にはダイエット目的以外にも、食生活に気をつけなければならない重大な理由があります。患者様の治療を通して日常的に水銀などの有害金属を吸い込んでしまっているので、それらをデトックスしなければならないのです。
有害金属は頭痛や肩こり、不定愁訴など、さまざまな体の不調の原因になる、怖い物質です。そのため、「栄養素アドバイス表」を参考にして、日常的にデトックス作用のある食品を摂るようにしています。
ご飯なら、白米よりも玄米や雑穀、パンなら精製された小麦粉を使ったものではなく、無漂白のものやブラン(ふすま)など雑穀系のものなど、「よりデトックス効果の高い食品」を摂るように心がけているのです。