今回は、もともとは自宅として使用していた4LDKの一戸建てを、Airbnbに転換して安定収入源にした例をご紹介します。

一戸建ての場合は「大人数でくつろげる」ことを意識

今回Airbnb活用事例としてご紹介する物件は、オーナーが自宅として使用していた4LDKの一戸建てです。事務所として使っていましたが、移転のため空き家となっていました。

 

空き家のままで置いておくのはもったいないということで相談を受け、一戸建てのAirbnb運営を依頼されました。

 

Airbnbへの転換にあたっては、リノベーションが必要でした。一戸建ての良さを活かすには、ファミリー向けやグループ向けをターゲットにするのが最適です。これをまるごと貸し切りにすれば、最大13人のグループでも一緒に泊まれます。

 

家具のコーディネートでは、大人数でもくつろげることを意識し、リビングをゆったりと取ったり、ベッドを4台のダブルベッド、1台の2段ベッド、4セットの布団を用意し大人数での宿泊に対応できるようにしました。

 

家具は機能性とコスト面、デザイン性のバランスが良いイケアを中心に選びコーディネートしました。家具・備品の選定から購入、組立、設置などをすべて筆者の会社で行いました。

 

一戸建てのAirbnbは数が少なく、人気も出やすい!?

この物件は1泊5人まで平均40000円、6人目からは1人当たり2500円の追加料金で貸し出しています。オープンしてから軌道に乗るまで数ケ月かかりましたが、その後は順調に稼働しており、Airbnbの最盛期である春夏には、収入が100万円を優に超えるようになっています。年間の収益でいえば、530万円を超えています。

 

 

物件の立地が池袋まで2駅と好アクセスで駅からのルート上に商店街があること、周りが落ちついた住宅地であること、同じエリアに競合がないことなどが成功している理由でしょう。

 

Airbnbでは一戸建ての物件がまだまだ少ないので、隣家や地域とのトラブルさえ心配なければ、今後も人気の出やすい物件になるはずです。

本連載は、2015年12月11日刊行の書籍『中古アパート・マンションが生まれ変わる airbnb空室物件活用術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

中古アパート・マンションが 生まれ変わる airbnb空室物件活用術

中古アパート・マンションが 生まれ変わる airbnb空室物件活用術

小沢 吾亘・町田 龍馬

幻冬舎メディアコンサルティング

ここ数年“サラリーマン大家”という言葉が定着してきました。年功序列や終身雇用制度が崩壊し、将来に不安を抱えるサラリーマンが安定した資産を築く手法として注目しているのが不動産投資です。 こうしたサラリーマン大家…

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