前回は、Airbnb運営を「代行会社」を頼むメリットについて説明しました。今回は、代行会社に頼んだほうが、オーナーの利益率が上がる理由について見ていきます。

Airbnb運営の「専門的なノウハウ」を持つ代行会社

前回からの続きです。次に2(専門的な技術やトラブル時の対応に慣れている)については、代行会社が依頼する各種のプロフェッショナルの存在があります。最初の家具の選定やレイアウトの際に、インテリアコーディネーターや施工業者へ依頼するなどして、オーナー自身では決してつくれないような部屋ができあがります。

 

次に、予約を受け付ける段階でも、代行会社が持つ専門的なノウハウが生きてきます。宿泊中の対応も、通常起こりうる「物品の故障・消耗」や「ゲストからの問い合わせ」について、平日の日中などでオーナーがどうしても対応できない場合にも対応してくれます。

 

そして何より大切なのが3(自分でやるよりも最終的な利益率が上がる)です。多くのケースで、オーナー自らが運営をするよりも代行会社に頼んだほうが、オーナーの利益が多くなります。利益とは当然のことながら、代行手数料や最初のリノベーション代、家具代を引いた最終的な手残りのことです。

 

これには多くのオーナーが驚かれるのですが、きちんとした理由があります。以前もお話しした価格最適化ツール「ビヨンドプライシング」など、プロのためのツールを用いて常に最適な価格設定が可能になるためです。

代行手数料の多寡ではなく「成果」が出せるかどうか?

ソフト面だけでなく、専門業者ならではのノウハウやテクニック、ビジネスの勘などもあります。代行会社を選ぶ際には、代行手数料の比較だけで選んではいけません。基本的な料金体系は、通常の宿泊管理業務の代行についてはゲストの支払う宿泊料金の20%〜50%で成果報酬型のところがほとんどです。

 

また、物件のリノベーションから入って写真の撮影、物件ページの作成までのところはその最初のときだけ固定金額がかかります。ただし、これもピンからキリで、高く設定されているところもあれば、驚くほど安いところもあります。

 

しかし、重要なのは値段ではなく、成果が出せるかどうかです。管理のほぼすべてを任せられるかどうか、専門的なリノベーションやトラブル対応の技術・経験があるかどうか、そして代行手数料を引いた手残りがどれだけあるかといった各側面から慎重に選んでください。

 

私の会社では、一棟オーナーで、Airbnbを自身でやってみたいという方、もしくは所有物件を一般ゲストに貸し出してもよいと考えている方に向けての代行業務を専門にしています。問い合わせやご相談の際に個人情報を登録いただくと、オーナー様にとって特典となるようなオファーを付与しています。

 

また、マンションやアパートの区分所有でAirbnbをやってみたいというホスト予備軍の方に向けての代行業務にも力を入れています。個人情報を登録していただくと、Airbnb運営が可能で、転貸借可能な不動産情報を提供するとともに、その後の運営についても責任をもってサポートするとともに、サイト(bnbmatch.com)では、ほかの優良代行事業者を紹介するサービスも行っています。

本連載は、2015年12月11日刊行の書籍『中古アパート・マンションが生まれ変わる airbnb空室物件活用術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

中古アパート・マンションが 生まれ変わる airbnb空室物件活用術

中古アパート・マンションが 生まれ変わる airbnb空室物件活用術

小沢 吾亘・町田 龍馬

幻冬舎メディアコンサルティング

ここ数年“サラリーマン大家”という言葉が定着してきました。年功序列や終身雇用制度が崩壊し、将来に不安を抱えるサラリーマンが安定した資産を築く手法として注目しているのが不動産投資です。 こうしたサラリーマン大家…

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