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次にマイナス面を見ると、景気の回復は鈍く、ロシア中銀も成長率見通しを従来の前年同期比マイナス4~6%から、今回マイナス4.5~5.5%に下方修正しました。ロシアのコロナ感染者数は累計で82万人と世界で4番目に多く、経済活動への影響が深刻となっています。
金融政策は緩和傾向です。財政政策にやや消極的なことから、景気下支えは金融政策の役割分担が高いようです。そうした中、ロシア中銀は年後半の利下げを示唆しており、ルーブルのマイナス要因と見られます。
原油価格は足元までルーブルの下支え要因でした。過去を見てもルーブルと原油価格が連動する傾向も見られます(図表2参照)。しかし、今後に目を向けると原油価格が一本調子で回復するには原油需要の持続的な回復が必要と思われますが、コロナ感染の再拡大懸念を前に、足元ではむしろルーブルの下押し要因とも見られます。
最後に政治については中立です。憲法改正でプーチン大統領の長期政権が可能となり、安定面ではプラスとも言えそうです。ただ、国民からの不支持も高まっています。来年後半予定の下院選挙は有力な野党不在で、現状維持が見込まれています。そうなると、西側との関係改善への期待は高まらず、通常通貨の下支え要因となる「安定」に注意も必要です。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『ロシアルーブルの変動要因』を参照)。
(2020年7月29日)
梅澤 利文
ピクテ投信投資顧問株式会社
運用・商品本部投資戦略部 ストラテジスト
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