どこの街に住むかの選択は、仕事やプライベートに大きな影響を与える。さらに家賃が家計支出の大きなウェイトを占めることを考えると、居住地は資産形成までも左右するといえる。総合的に考えて住みやすい街はどこなのだろうか? 20代後半から30代前半の単身会社員の住み心地を考えていこう。今回取り上げるのは、京浜急行電鉄本線「金沢文庫」。

生活圏内に海と山と歴史…日常から解放される街

「金沢文庫」は神奈川県金沢区に位置する、京浜急行電鉄本線の駅です。1日の乗降客数は7万人ほど。電車の接近メロディに、金沢区出身である小田和正の『MY HOME TOWN』という楽曲が使われています。

 

金沢文庫とはそもそも、鎌倉時代を生きた北条氏の一族、金沢北条氏の北条実時が邸宅内に造った武家の文庫のことです。創設時期は明らかではないものの、実時の晩年、1275年ごろという説が有力です。金沢北条氏は鎌倉幕府の滅亡と運命を同じくしますが、以後、文庫は隣接する菩提寺の称名寺によって管理されました(現在の金沢文庫は1930年に神奈川県の施設として復興したものです)。なお、「金沢」は歴史的・慣例的には「かねさわ」と読まれていましたが、江戸時代に加賀藩の「かなざわ」という読み方が広まり、現在に至ります。

 

 

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「金沢文庫」駅のある金沢区は三浦半島の東側、横浜市の最南端。南に横須賀市、逗子市、西に鎌倉市と隣接します。大都市・横浜のなかでも“際”に位置することもあり、自然に触れ合えるスポットが点在しているのが特徴です。

 

「金沢文庫」駅東口から徒歩15分ほどの歩いた「海の公園」は、木々が生い茂る自然豊かな公園ですが、横浜で唯一、海水浴場を持っています。「横浜=海」というイメージがありますが、金沢文庫は横浜のなかで最も海を感じられる街、といっても過言ではないでしょう。

 

また駅から徒歩7分の「市民の森」や徒歩30分の「金沢自然公園」など、緑のスポットも多く、栄区との区境に近い「大丸山」は市内最高峰。ハイキングコース途中からの富士山の眺めは最高で、「関東の富士見百景」に選ばれているとか。

 

そんな金沢区の中心が「金沢文庫」。駅東口を出て、横須賀街道(国道16号)を南に10分ほど下ると、金沢区役所など、行政の中心があります。一方、駅周辺は基本的に住宅街の駅といった印象で、適度に商店が集積している一方、ショッピングセンター「アピタ 金沢文庫店」や「オーケーストア 金沢文庫」など、使い勝手のいい買物スポットも点在。東口から2分ほどの「すずらん通り商店街」は、昔ながらの玩具店や喫茶店が並ぶ商店街。どこか牧歌的な雰囲気を醸し出しています。

 

京急線
京急線

 

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