一方、6月30日現在、人口100万人当たりの感染者は、カリフォルニア5,849人、テキサス人、フロリダ7,264人で、ニューヨークの1万9,822人には遠く及んでいない。従って、現状には楽観的な見方もあるようだ。しかし、新型コロナウイルスは感染が一気に拡大する傾向があるだけに、気を抜くことはできないだろう。
今後、テキサス、フロリダなど主要州が再び都市封鎖を余儀なくされた場合、心理面も含めて米国の政治・経済に与えるダメージは相当に大きなものになると想定される。結局、いま、市場を支配しているのはこの感染のイベントリスクであることから、治療薬・治療法、ワクチンの開発と普及が進まない限り、景気・企業業績に対し確信を持つことはできないだろう。
これまで、主要中央銀行による流動性の大量供給が、ファンダメンタルズの不透明ななかで株価を押し上げる主な要因だった。しかし、FRBによる流動性供給もとりあえず一巡した模様であることから、今後はイベントの市場支配力がさらに強まることが想定される。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『米国西部・南部の感染は経済・市場を左右』を参照)。
(2020年7月3日)
市川 眞一
ピクテ投信投資顧問株式会社 シニア・フェロー
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