どこの街に住むかの選択は、仕事やプライベートに大きな影響を与える。さらに家賃が家計支出の大きなウェイトを占めることを考えると、居住地は資産形成までも左右するといえる。総合的に考えて住みやすい街はどこなのだろうか? 20代後半から30代前半の単身会社員の住み心地を考えていこう。今回取り上げるのは、東武鉄道伊勢崎線「五反野」。

町名変更で駅名にだけの残る「五反野」の知名度

「五反野」は東京都足立区に位置する、東武鉄道伊勢崎線の駅です。各駅停車のみが停まる駅で、1日の乗車数は3.6万人ほどです。

 

「五反野」というと「えっ五反田」と聞き返されることが多いでしょう。どのあたりにある街なのかイメージできない人もいるかもしれませんが、東武伊勢崎線「北千住」を出て荒川を渡り、2つ目の駅。15分ほど歩くと、荒川の河川敷です。駅の南東方向には「綾瀬」。自転車であれば10分ほどの距離です。

 

「五反野」というのは現在、駅名でしか使われてなく、住所は「足立区足立」。駅北東で「足立区弘道」、北西で「足立区中央本町」と接しています。昭和初期には「五反野北町」「五反野南町」などという町名がありましたが、高度成長期、区画整理などで地名変更が行われ、現在に至ります。もともと、この地域は低湿地帯で洪水が頻発するため、定住して農業を営むには不向きとされていた土地でした。しかし河川の改修工事がされると新田開発が進み発展。江戸時代には、綾瀬村内の新五郎新田の小字で「五段野」といわれた集落ができ、のちに「五反野」と変化したといわれています。

 

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駅名でしか残っていない「五反野」はどのような街なのでしょうか。駅を降りると、通りを挟んで商店が並ぶ「五反野駅前通り商店会銀座会」。以前は地域密着の個店が多かったと思われますが、目立つのはお馴染みのチェーン店。その分、地元出身者でなくても使い勝手のいい商店会かもしれません。駅周辺含めて、娯楽施設や目立ったランドマークはなし。住宅街の駅といった雰囲気です。

 

都心勤務の単身者がこの街に目を向けるなら、「北千住」を抜きに語れないでしょう。

 

「北千住」は昨今、メディアでも取り上げられる機会が多く、人気の街に仲間入り。以前よりも人であふれ、家賃も高騰気味です。「北千住ほど人が多くなく、でも便利なところに住みたい」「北千住よりも家賃を抑えたい」など、北千住の利便性を享受しつつ、家賃や落ち着いた住環境を求める人にはぴったりの街だといえそうです。

 

北千住は「五反野」から2駅
北千住は「五反野」から2駅

 

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